マジョレット製 税抜き定価360円
実車解説
ゼトロスはドイツの自動車メーカー、ダイムラーがメルセデス・ベンツブランドで販売している軍用トラック。
2008年にユーロサトリ(毎年パリで開催される国際的な軍用兵器版モーターショー)で公開。
強力なエンジンと優れた足回りによる高い不整地踏破力が特徴で、見た目によらず道の無い砂丘を一気にかけ登れるほどの瞬発力を秘めています。
キャビン左には水中でも活動できるようにシュノーケルが備えられています。
ドイツ軍は第二次大戦の時代から、橋をかけずとも川を渡れるように戦車にシュノーケルをつけたりしていたので、ドイツ兵器好きから見ると「ニヤリ」とするポイントですね。
ゼトロスを制式採用する国も出てきており、ブルガリア陸軍に納入されています。
そんな戦闘国家ドイツ伝統のガチ軍用車ゼトロスですが、実は日本でも活躍していたことはご存知でしょうか?
2011年3月11日、東日本大震災の復興支援のため、ダイムラーから8台のゼトロスが送られ、その不整地走破能力を活かして瓦礫の除去などに活躍したのです。
ゼトロスはバリバリの軍用車で、日本の法律だと公道を走ってはいけないのですが、緊急時の特別措置として二年間だけ活動の許可がおりました。
ちなみにダイムラーからはゼトロス以外にも軍用型ベンツGクラスやウニモグも送られており、現代のドイツ機甲師団が東北の大地を駆け巡ることになったのです。
2013年、役目を終えたゼトロスは3台が三菱ふそうに引き取られ、1台は石川県小松市にある日本自動車博物館に寄贈されて現在でもその勇姿を拝むことができます。
購入日記
※2018年1月1日元旦、午前10時くらいの気持ちで読んでいただけるとありがたいです。
あけましておめでとうございます!!!
我が家の年越は例年通り東松山にある奥さんの実家で過ごしました。
子どもたちは甘やかしてくれるおじいちゃんおばあちゃんにべったり。
義理の両親が息子と娘を動物園に連れて行ってくれたので、私と奥さん、久しぶりの夫婦水入らずでピオニウォーク東松山でゆっくりショッピングデートに行きました♪
いや、二人きりっていいですね~ 新婚時代にそれだけで戻った気がします。
私もアピタでミニカーをいろいろ見て回ったのですが、本命のアピタ限定正月国旗トミカのトヨタ2000GTはすでに売り切れ。
ホットウィールは去年の正月からまったく入荷が無く、売れ残りの謎車が寂しく屍を晒すのみ。
ま、今月忙しいし無理に買わなくていいか、と買い物を切り上げ、アピタの前にある西松屋で子どもたちの靴や服を買うことに。
最近は西松屋もホットウィール売ってますから、最後のチャンスだ!!! と期待したんですが……
ここの西松屋も謎車のみ。
ああ、正月は謎車ばっかりだよなあ…… とふとレジの横にあるお菓子コーナーを見てみると!!!
なんと!!! マジョレットミニカー、しかもめったにお目にかかれないメルセデス・ベンツゼトロス消防車が置いてあるではないですか!!!
正月一発目から赤いミニカーとはめでたい!!!
と389円にて購入。
息子に私一人だけミニカーを買ったことがバレないよう、カバンの奥に隠匿して奥さんの実家に戻ったわけです。
商品解説
全長 82㎜
全幅 30.5㎜
全高 34.5㎜
実車の全長は6500㎜なので、計測すると正確なスケールは1/79スケールとなります。
マジョレットが立体化したのは六輪型ゼトロスの消防車型。
なんでもパトカーにしたり、「???」と思わせる働く車をリリースするマジョレットですが、この消防車型ゼトロスは実車はちゃんと存在します。
このモデルは2016年11月に「レスキュー車シリーズ」として販売されたモデル。
販売は2017年で終了していますが、マジョレットはかなり以前のモデルでも現行ブリスターにときたま混ざって売られていたりするのであきらめてはいけません。
ゼトロスは2015年に「はたらく車シリーズ」としてトラック型が先行でデビューしていますが、この消防車型とはかなり形が違うのでどれくらい共用パーツになっているのがぜひとも並べて調べてみたいところです。
キャビンはダイキャスト製で、塗装の上からでもわかるディテールのシャープさが素晴らしい。
車の顔であるフロントもバッチリで、メルセデス・ベンツの証であるスリーポインテッド・スターやヘッドライトは丁寧にペイントされています。
ル―フのランプは窓ガラスと一体となったブルーのクリアーパーツで雰囲気バツグン。
ドイツ兵器の魂であるシュノーケルはなんと軟質樹脂でわざわざ別パーツとして再現されています。
マジョレットのミニカー開発者は車の一番大事な部分をちゃんと把握してますね!!!
消防コンテナは赤成型のプラスチック製。
ハシゴやシャッターがシルバーでペイントされ、「FIRE BRIGADE」など細かな文字はタンポ印刷で再現されています。
6輪ものタイヤが収まるシャシーはこれまた精密な出来栄え。
構造上サスペンション機構はありませんが、そのぶんラダーフレームや補機類、サスペンションやトランスミッションなどが立体的に再現されています。
タイヤはオフロードタイヤ風の造形なのですが、グレーで塗り分けられたホイール部分のディテールがとにかくイイ!!!
マジョレットミニカーはこれまで20台近く買ってきましたが、タイヤが6輪もついたモデルは初めてでひじょーにお得感があります。
シャシー裏には
THAILAND
REF:2979
MERCEDES
majoRETTE BENZ
ZETROS
CE
と刻印されています。
マジョレットミニカーなのでタイ製ですね。
ギミック解説
コンテナ上部につく放水装置は軟質樹脂製で左右に可動します。
こういうギミックって地味に嬉しいんですよね。
並べてみる
ゼトロスと並ぶドイツ人の魂が込められたトラック、ウニモグとの並び。
よく比較される両車ですが、こうして並べてみると同じメーカーの車らしく雰囲気はそっくり。
ゼトロス、ウニモグ共々通常のトラック型でも並べてみたいですね。
おわりに
というわけで225台目のコレクション、メルセデス・ベンツ ゼトロス消防車でした。
新年一台目からなかなか手に入らないマジョレットのシリーズものとは幸先いいスタートです。
今年はどんなミニカーに巡り会えるか?
みなさま、遅ればせながら今年もディスカウントミニカーコレクションをよろしくお願いしますm(__)m
【コレクション台数 225台】
【コレクション使用額 89072円】
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