【Hot Wheels SPEED SLAYER™ 2016-14/250 X-RAYCERS™ 4/10】
マテル製 税抜き定価300円
実車?解説!
実車の存在しない、ホットウィールオリジナルデザインのソルトフラットレーサー。
モチーフは一般に「レコードブレイカー」と呼ばれる速度記録挑戦車です。
自動車は誕生した瞬間から常にスピード競争の対象となり、日進月歩の勢いで記録を更新し続けました。
アメリカ中西部に広がるモハビ砂漠には干上がった広大な塩湖があり、まっ平らな平原がどこまでも続いています。
ここは自動車をかっ飛ばすには最適の地形で、数多くの速度記録車が記録に挑戦してきました。
一般的なガソリンレシプロエンジンでの速度限界に到達したとき、ターボジェットエンジン、ロケットエンジン、ターボファンエンジンとスピードを求めてどんどん怪物化が進行。
現在の世界最高記録は1997年にイギリスの速度記録車「スラストSSC」が達成した時速1227Kmで、このとき自動車はついに音速を超えることに成功したのです。
スピードスレイヤーはエンジンこそ第二次世界大戦後の速度記録車のようにジェットエンジンを搭載していますが、空気抵抗を減らすためにのっぺりしつつも角ばったボディは戦前の速度記録車を連想させます。
デザインはリュウ・アサダ氏が担当しています。
購入日記!
バースデイで購入したホットウィールセットですが、ついに最後の1台を開封します。
このスピードスレイヤーは5月30日にバースデイ東松山駅前店にて購入したホットウィールベーシックモデル7台セットのうちの一台。
個人的にはリープイヤーモデルの‘67シェベルSS396並みに大当たりの1台です。
7台980円なので、一台あたりの金額は140円ですね。
」
6面図!
商品解説!
全長76㎜
全高22㎜
全幅30㎜
実車が存在しないので正確なスケールはわかりませんが、シートのサイズから考えると1/100スケールくらいでしょうか。
ホットウィールのスピードスレイヤーは2014年に金型が製作され、2015年のニューモデルとして販売が始まりました。
このモデルは2016年3月5日にセグメント【エックス・レイサーズ】として発売されたもの。
【エックス・レイサーズ】のモデルはボディがクリアーで成型されており、内部メカニズムがまるでレントゲン写真のように透けて見えるのが特徴です。
「X-LAYCERS」の名称は「X線」と「レーサー」をかけあわせたもの。
まさに名前の通りのセグメントなわけですね。
で、このスピードスレイヤーですが「エックス・レイサーズ」としては最高クラスの完成度です。
平べったいボディ内部にははクロームメッキされたプラパーツがインサート。
ジェットエンジンやリベットがビッシリと打たれた補強用フレームのディテールなど密度感抜群で、透明度の高いクリアーで成型されたボディのおかげて余すところ無く観察することができます。
シャシーはレッドでペイントされたダイキャスト製で、クリアーとクロームと単調になりがちなカラーリングに朱をひとさし。
ホイールはクリアー成型され、スポークがブルーメッキされた「OH-5(オープン・ファイブ・スポーク)ホイール」を履いています。
車体裏には
©2014 Mattel
1186.MJ.I.NL
CHF06 Hot Wheels
H48
made in Malaysia
と刻印されています。
マレーシア製ですね。
2015年に最初に発売されたSPEED SLAYER 2015 180/250 HW RACEとの比較。
スピードスレイヤーは私好みのデザインで、ボディがソリッドカラーのプラスチック製でもでもまったく気にならなかったですが、まさか内部がこんなことになっているとは思いもよりませんでした。
まさに「エックス・レイサーズ」になるために生まれてきたホットウィールなんですね。
おわりに
というわけで101台目のコレクション、スピードスレイヤー エックス・レイサーズでした。
ホットウィールベーシックモデルのオリジナルデザインカーはコスト高の影響かボディがプラスチック製のものがほとんどで、窓すらソリッドカラーのものも数多く見かけます。
そういったモデルでも一気に見栄えが良くなるという点ではクリアーボディの「エックス・レイサーズ」は現在のホットウィールの魅力を最も活かすことができるセグメントなのかもしれません。
個人的には「リップロッド」とか「ハイローラー」あたりの「エックス・レイサーズ」化をぜひともお願いしたいところですね♪
【コレクション台数 101台】
【コレクション使用額 33756円】
本業はプラモデル制作の専門家「プロモデラー」です♪
私の本業はプロモデラー、あまり馴染みの無い職業だとは思いますが、プラモデルを作る専門家です。
3歳からプラモデルを作っている経験を活かし、誰でもお手軽にプラモ製作を楽しめるものから「いや、これ無理でしょ」みたいなマニアックなものまで。
プラモデルを思い切り楽しむための本「ガンプラ凄技テクニック」シリーズを多数執筆しております。
このブログを読んでいる、ミニカーコレクションの沼にハマったアナタならついでにプラモ沼にズッポリ頭までハマってもきっと……いや、必ず楽しみまくれるはずです!
こちらのブログでプラモデルの制作テクニックを解説しておりますので、ぜひ林哲平ワールドを堪能してみてくださいね♪
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