【TOMICA №33 VOLKSWAGEN THE BEETLE】
タカラトミー製 税抜き定価450円
実車解説!
ザ・ビートルはドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが2012年から販売している乗用車。
位置づけとしてはニュービートルの後継車ですが、初代ビートルであるフォルクスワーゲンタイプⅠのデザインラインを引き継いでいるエクステリアが似ているくらいで、中身は全くの別物となっています。
フォルクスワーゲンゴルフⅣなどと同じプラットホームに無理矢理ビートル風のエクステリアを被せたせいで燃費や操縦性、居住性に問題があったニュービートルと違い、スタイリングを楽しむ趣味車ではありながら、現在の一般的な乗用車としての燃費と性能を獲得しました。
ニュービートルと同じくメキシコのプエプラにある工場で生産されています。
エントリーモデルのベーシックが234万円で、同クラスの国産車と比べるとかなり割高な価格設定となっています。
息子が保育園から帰ってくるなりショベルカー欲しいアピールでガンガン攻めてきます。
奥さんによると帰り道に工事現場があり、そこで動くショベルカーを見ていたら欲しくなってきちゃったみたいで。
実は以前息子にはショベルカーを100円ショップのダイソーで買ってあげたんですが、度重なる激しいプレイによってバラバラに壊れてしまい、危ないのでさようならしたつらい過去があったんです。
「じゃあこんどのお休みにね」と約束し、本川越ぺぺに入っている鉄道模型店「ポポンデッタ」までトミカを買いに来たわけです。
ポポンデッタは貸しレイアウトやプラレールコーナーがあり、電車好きの息子なら楽しめるだろう、と連れてきたのですが、予想通りおおはしゃぎ。
一時期プラレールコーナーで車輌を独占して他のお友達を威嚇して「これはぼくの!!!」とか言ってたんですが、少し経つと一緒に遊びだしたので子供の適応力っていうのは凄いですね。
で、帰りにショベルカーを選んでレジに持っていこうとしたらいきなり息子が「おとうさんはこれね」とトミカのフォルクスワーゲン ザビートルを手渡してきます。
今日は特に自分用としてミニカーを買うつもりでは無かったんですが、息子は「お父さんと一緒にミニカーを買う」というシチュエーションが楽しいみたいなので店頭販売価格404円にて購入したわけです。
アーム部分が大きく可動し、ボディの旋回が可能。
キャタピラはゴム製で、息子がしょっちゅう取り外して遊んでいるので無くなるのは時間の問題ですね。
このサイズのショベルカーだと、マジョレットで2015年に発売されたモデルが一番出来がいいんですが、発売直後に売り場で見かけて以来一度も見てません。
あのとき買っておけば良かったなあ……
商品解説!
全幅27.6㎜
全高22.4㎜
パッケージのスケール表記は1/66ですが、実車の全長は4270㎜なので、計測すると正確なスケールは1/71となります。
トミカのフォルクスワーゲン ザビートルは2013年6月に販売が始まったモデル。
なんというか…… 全体的に見て、コスト削減の煽りを思い切り食らった感じのモデルですね。
スケールが1/71とかなり小ぶりなのは「可愛らしいさ」が大事なビートルなのでまったくかまいませんが、とにかく気になるのは車体後部のガラス表現。
Bピラー以降のガラス部分がクリアーパーツでは無くペイントでの再現となっているんですよね。
特にリアゲートのガラスがペイントなのが残念。
ハッチ開閉ギミックが入っているのならばペイントでも問題無いのですが、ギミック無しでこの部分が埋まっているのは一体どういう理由によるものなのか。
ザビートルのリアゲート窓はかなり大きいので、ミニカーとしてはかなりの見せ場となる部分だと思うのですが……
トミカは個々のモデルではなく、№1から120までの全体を通してコスト管理をしています。
なのでランボルギーニヴェネーノやランドクルーザー70のように他のモデルと較べて明らかに豪華なモデルもあれば、「これってコスト調整用なんじゃない?」とひと目でわかるかなりチープよりなモデルもあるわけで。
トミカのザビートルはコスト調整の暗黒面を体現しているわけですね。
ダイキャスト製のボディはビートルらしい明るめのイエローでペイント。
灯火類はペイントでの再現で、車体の前後にはタンポ印刷でフォルクスワーゲンのエンブレムが再現されています。
特徴的なフロントグリルはペイントでの再現。
フロントグリルは中空にして、シャシーのプラパーツを露出させればいいんじゃないかな? と思うのはいつもホットウィールを見慣れているからでしょうか。
車体裏には
TOMICA
©TOMY NO.33
Volkswagen S=1/66
The Beetle 2012
MADE IN VIETNAM
と刻印されています。
ベトナム製ですね。
意外と深く沈み込みます。
マジョレットのザビートルカブリオレとの比較。
比べると悲しくなってきますね。
造形的に見ても、ボンネットの形状などはマジョレットのほうが実車の印象をよく捉えています。
ちなみにマジョレットのほうが定価は90円安いんですよね。
おわりに
というわけで143台目のコレクション、フォルクスワーゲン ザ ビートルでした。
どちらかというとミニカー全肯定派なんですけど、今回はちょっと厳しめの評価となってしまいました。
いつも買っているホットウィールはアメリカ本国では1ドルで売られており、その価格から考えると多少色ムラがあったり、タンポがズレていたり、エラーがあっても許せるのですがトミカは定価450円。
それでこのクオリティだとちょっと悲しくなっちゃいますね。
ただせっかくトミカのザビートルを購入したので、ジクとマジョレットのザビートルを揃えて「ザビートル日独仏ミニカー集結!!!」と かやってみたいですね。
そういえばホットウィールでザビートルってあるんでしょうか?
タイプⅠはたくさん発売されてますが、ニュービートルとかザビートルってあんまり聞かないような……
【コレクション台数 143台】
【コレクション使用額 46619円】
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