【TOMICA RED LOTUS EUROPA SP THE ORIGIN OF THE CIRCUIT WOLF】
タカラトミー製 税抜き定価860円
実車解説
ロータス・ヨーロッパはイギリスの自動車メーカー、ロータス・カーズが1966年から1975年まで製造・販売していたスポーツカー。
ケーターハムに受け継がれて現在でも現役のロータス7の後継車として「一般の人にも届く本格的なスポーツカー」を目指して開発されました。
鋼管Y字型バックボーンフレーム構造にFRPのボディ、ロータス初のミッドシップレイアウトのエンジンと当時としては最新のテクノロジーを詰め込んで送り出されました。当時、ミッドシップの車というのは特別なレーシングカーや富裕層しか買えない超高級車ぐらいしかなく、一般の市販車にはスポーツカーといえどもほとんど採用されていませんでした。
このあたりの構造はどちらかというとコストダウンや整備性の向上も狙っての設計ででした。フレームに外板を貼り付ける構造は金属製のセミモノコックボディを製造するよりもはるかに安く、ミッドシップに搭載されたエンジンによりライトウェイトスポーツカーながら安定した重心を持つヨーロッパはカスタマイズのベースとしても優れた車だったのです。
9年間の間に9230台が生産され、ロータスのスポーツカーとしてはヒットしたヨーロッパですが、日本では1970年台中盤から後半のスーパーカーブームを巻き起こした漫画「サーキットの狼」の主人公が駆る主役機として非常に知名度が高いものとなっています。
購入日記
第45回東京モーターショーに行ってきました!!!
ことのきっかけは以前息子に買ってあげたホットウィールの日産コンセプトビジョンGT。
最近息子は「このくるまはどこをはしってるの?」とよく聞いてくるんですが、コンセプトカーは普通の道を走ってるんじゃなくて、モーターショーで飾られてるんだよと教えたんです。
そしたら「もーたーしょーってなに?」って聞いてくるので「車がいっぱい集まるお祭りだよ」と教えると「いきたい!!!」と当然のごとく言い出すわけで。
28日の一般公開初日、台風の雨の中息子と一緒に東京ビッグサイトに向かったわけです。
息子は初めて乗るゆりかもめに大喜び。
ゆりかもめは本当にタイヤで動くのかが気になってるみたいで、国際展示場正門前に到着してもしばらくゆりかもめを眺めてました(笑)
東京ビッグサイトにくるのは以前ワンダーフェスティバルがビッグサイトで開催されていた時代以来なのでだいたい10年ぶりくらいでしょうか? 変わらぬ風景にちょっと懐かしくなりました。
会場に入ると人の多さにびっくり!!!
基本、イベントというと私は出展者側で参加することばかりだったので、お客さんとして列に並んだりするのは新鮮な体験でした。
とりあえず乗れる車に片っ端から息子を乗せつつ、ゆっくりと見回ります。
息子はショーガールやコンパニオンお姉さんに「可愛い、可愛い」と言われてご満悦。
愛想を振りまきながらパンフレットを手当たり次第にもらうので、荷物が増えて大変でした(笑)
広い会場、かつ4歳児と一緒なので回れたのは東の3・4ホールだけでしたが、気になったものをいくつか写真に撮ってきました。
フォルクスワーゲンブースに展示されていた「ID.BUZZ」コンセプト。
見ての通りワーゲンバスを現代に蘇らせたようなスタイルですが、動力はバッテリーの完全EV。
2022年には量産化するするそうですが、量産型で形がどこまで残るかが気になりますね。
ポルシェブースの片隅にひっそり展示してあったポルシェ356スピードスター。
もうすぐホットウィールで新金型の356スピードスターが発売されるので、自分の中ではタイムリーな車でした。
356の周りりだけ年齢層が異様に高く、でっかいカメラを構えたおじいちゃんがバシバシ写真を撮りまくっていました。
最新式の車も格好いいですが、私は古きよき時代を匂わせてくれる356の佇まいが一番良かったです♪
運転席でご満悦の息子。
「どの車が一番良かった? 」と聞くと、日産ブースで載ったJUKEが一番良かったとのこと。
「なんで?GTRとかレクサスLCじゃなくて?」と聞くと「かわいかったら」のが理由みたいです。
息子は妹が可愛い可愛いと周りからチヤホヤされるのを見てから「格好いいよりも可愛いのほうが強い」と認識してるみたいです。ある意味ジャパンクールをこの歳にして理解してるのかも?
3時間くらい見回ると息子がかなり疲れてきたので、トミカブースへ行ってトミカ買って帰ろうか、という話をしてトミカブースへ。
で、トミカブースへ行ってみると…… 想像を絶する長蛇の列が。
私「息子、ちょっと列が長すぎて130分待ちだから、トミカは他のおもちゃ屋さんで買ってあげるから帰ろうか」
息子「ひゃくさんじゅっぷんてどれくらい?」
私「カーズを全部観るくらいより長いよ」
息子「じゃあまつ」
ということで列に並ぶことに。
幸い130分ではなく1時間くらいで買えたので助かりました。
息子は退屈そうにしていましたが、他の列の子どもで泣き出したり走りだす子どもがいる中よく我慢したと思います。
私は赤いロータス・ヨーロッパスペシャルを860円にて購入し、トミカコーナーの隣にあった学生フォーミュラ選手権のレーシングカーにもっと乗りたいと怒る息子をハンバーガーで釣って引き離しつつ帰宅したわけです。
ラインナップを見た瞬間、これが一番格好いいと即決してました。
会場には実車も展示してあり、写真を撮っていたカーマニアが「コンパニオンが邪魔で全体が撮れない」と愚痴をこぼしてました。
人は趣味にハマりすぎると、目の前のかわいい女性にすら目が止まらなくなっちゃうんですね……
15年くらい昔の自分を見ているようで恥ずかしかったです(汗)
展示されていませんでしたが、この86には対になる赤い86も存在しており、そちらのトミカも売られていました。
ホットウィールのマングースとスネークみたいな売り方にはグッときますね♪
全幅 30㎜
全高 19㎜
実車の全長が3920㎜なので、計測すると正確なスケールは1/57となります。
ライトウェイトスポーツカーだけに、1/64よりも大スケールながら、全長は70㎜に収まるかなり小ぶりなサイズですが、しっかりとした作り込みにより小ささが逆に密度の濃さを強調し、よりモデルのリアリティをアップさせてくれています。
トミカの「赤いロータスヨーロッパ スペシャル」は2017年10月25日~11月5日に開催された第45回東京モーターショーのトミカブースで販売された限定モデルです。
ベースとなったロータス・ヨーロッパは2015年4月にトミカプレミアムNo.5として発売されたモデル。
ランボルギーニ イオタSVと入れ替わりでトミカプレミアムでは絶版となりましたが、リアウイングを追加されて「サーキットの狼」の劇中車としてドリームトミカとして販売されています。
この赤いヨーロッパは『サーキットの狼』の作者、池沢早人氏が街で偶然見かけ、主人公の風間裕矢の愛車をロータス・ヨーロッパにするきっかけを作った、「伝説の一台」を再現したもの。
モーターショー記念の限定品に相応しい豪華なボックスには、池沢早人氏の顔写真とサイン、当時のエピソードが記されています。
正直限定トミカはGT-RかNSXあたりでいいかな~ と思っていたのですが、このパッケージングがあまりにカッコよすぎたのでヨーロッパを購入することにしたんです。
トミカらしい高品質の赤いボディペイントに加え、タンポ印刷で再現された☆の入った白いいストライプやロータスのマークなどは精度も抜群!!!
このあたりの「製品の安定性」に関してはさすが日本のミニカーといったところ。
ペイントのズレやエラーの心配をせず安心して買えるのはトミカ一番の利点だと思います。
TOMICA
© TOMY S-59
©池澤さとし/animedia.com
LOTUS
EUROPA SPECIAL
MADE IN VIETNAM
と刻印されています。
ベトナム製ですね。
ホットウィールのロータス・エスプリとの並び。
【Hot Wheels(ホットウィール)】ロータスエスプリ 2002-32/42
ヨーロッパの後継者としてライトウェイトスポーツカーとして登場したエスプリですが、時代を追うごとにエンジンが強力になってゆき、最後期型モデルではついにV8に。
初期型のほうが人気があるみたいですが、わたしはこのゴツい最後期型のほうが好きですね。
モノグラムのプラモ、どこかで手に入らないかなあ……
というわけで215台目のコレクション、赤いロータス・ヨーロッパスペシャルでした。
人生初モーターショー。
人人人の人だらけで、息子はかなり圧倒されてたので楽しめたか心配でしたが、帰ってから「どうだった?」と聞くと「もっとくるまにのりたかった」と本人的には楽しめていたようでほっと一息。
来年行くなら、超行列のトミカコーナーにはあまり近寄りたくないけれど、でもせっかく行くのに限定トミカを買わずに帰るのも勿体無いような…… 悩ましいところです。
このモデルを見ていると、サーキットの狼に興味が湧いてきます。
一時代のブームを作った伝説的作品ですから、勉強のためにもぜひとも読んでおきたいんですよね。
なにか1人の時間が偶然できたら、漫画喫茶にでも篭ってみますね♪
【コレクション台数 215台】
【コレクション使用額 74670円
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