【niko and… Renault KANGOO miniature collection】
ニコアンド製 税抜き定価500円
実車解説
ルノカングーはフランスの自動車メーカー、ルノーが1997年から製造販売しているフルゴネットスタイルの乗用車。
「フルゴネット」とはフランス語で小型貨物車を表す「カミオネット」の中でも貨物スペースに屋根や蓋があり内部が密閉空間となっている自動車のこと。
普通乗用車のリアセクション部分を広げて貨物や乗用スペースを大きめにとっている、後ろだけがポコんと大きく広がっている小型のバンは「フルゴネット タイプ」と呼ばれています。
元々商用バンとして人気のあったルノーエクスプレスの後継車として1997年に販売されたカングーは広い車内空間と軽快な走りでさらなる人気を呼び、他のメーカーから追従する車種が発売されるなどさらなる人気を博しました。
2007年からはベース車種の変更により初代よりも大型となった「カングー2」が発売されており、niko and…がモデル化したの現在販売されている2代目カングーとなります。
ただ、初代のこじんまりした可愛いらしいスタイルを好むファンも多く、2代目が販売された初期には初代が併売されていましたし、今でも初代の人気は根強いようです。
街でも良く見かけますし、今の日本人にとって非常に身近なルノー車なんじゃないでしょうか。
購入日記
今年の梅雨って本当~に長かったですよね。
私、爬虫類的なのか太陽の光を浴びないと全然元気が出ないタイプで、体調を大量に積んだプラモの箱のように崩しまくり、梅雨明けの8月くらいから毎日猛烈な頭痛に悩まされるようになったんですよ。
舌の付け根の奥のほう、背骨と繋がっているあたりがとにかくシビレてその痛みが起きている間どんどん酷くなっていくような感じ。
「これはやばい脳の病気なんじゃないだろうか」と医者に行っても特に原因は見つからず。
たまたま実家に帰ったとき、父から「鍼治療が効く」と聞いたので埼玉医大かわごえクリニックの東洋医学科の鍼治療に通うことにしたんです。
色々と本を読んで自分の症状を調べた感じだと「緊張性頭痛」の症状にドンピシャだったので、緊張性頭痛にくわしい先生に鍼を打ってもらうことに。
先生は貫禄ある、でもにこやかで人当たりのいい人で、私がガンプラを作る仕事をしていると話すと子供の頃のブームのとき自分も良く作ったといろんなエピソードを聞かせてくれました。
ザクにダメージ表現を加えてディオラマを作ったら壊れていると思われて母親に捨てられた、とか聞くと大変だったんだなあ、と。
で、鍼なんですが自分には相性がすごくよかったようで、週一回打ちにいくのを1ヶ月半くらい続けるとだんだん痛みも緩和していき、すっかり元気に。
鍼はいきなり効く、というよりも少しづつ体質を変えたり、体の中のエネルギーの流れをよくしていく治療法なので最初はちょっと不安でもあったのですが、レントゲンで調べても「何もないです」と言われた不調が収まって本当〜に助かりました。
で、元気が出てくると当然病院のついでにミニカーでも買うか〜となるのが人間な訳で(笑)
私的に川越のミニカースポットといえばオビツ屋でホットウィール を買うかまるひろでsikuを買うかなんですけど、埼玉医大かわごえクリニックとは川越駅を挟んで反対側なんですよね。
で、近場のアトレに入っているniko and…というお店を久しぶりに覗いて見たんです。
niko and…はオシャレな雑貨や服を置いている、ちょっとアウトドア志向な雰囲気のあるお店。
もちろん女性向けなお店なんですが、なぜかWELLYのミニカーが置いてあるんですよ。
なんか新しいミニカーとかないだろうかと探してみると!!!
なんと「ルノーカングーコレクション」という見たことも無いカプセルが抜き身で置かれているでは無いですか!!!
手にとってしげしげと眺めてみると「presented by niko and」と書かれているでは無いですか!!!
前々からこの店車好きだよなあとは思っていたのですが、まさか自社オリジナルミニカーを作ってくるなんて!!!
これは買って中身をチェックせねばなるまい!と540円にて購入したわけです。
6面図
全長 59.8mm
全幅 25.3mm
全高 24.6mm
実車が全長4215mmなので、計測すると正確なスケールは1/70となります。
付属のインストにはラインナップとカングーの解説、裏側にはパリの街をオシャレに走るカングーたち…… と開発者の並々ならぬ意気込みを感じます。
ニコアンドのルノーカングーコレクション 、ラインナップは6種類ありますが、私が一番欲しかったのはニコアンドのロゴが入った渋いグリーンのモデル。
残念ながら普通なイエローのモデルが当たったのですが、ニコアンドバージョンのカングーはガチで社用車として使ってそうな感じがするんですよ…… グリーンのカングーなんて通すぎますし。
モデルは2代目カングーのエクスプレスバージョンの後期型を立体化したもの。
パッと見チープなオールプラ製ですが、ディテールはシャープで彩色もバッチリ。
最初はプラの成型色そのままかな?と思ったのですがこのカングー、イエロー成型色のプラの上にちゃんとイエローで塗ってるんですよね。
そもそもカングー自体がおもちゃみたいな見た目の車だし、これはデザインを忠実に再現した結果なんですね。
タイヤもプラ製なんですが、しっかり実車の純正ホイールを履いているのがまた芸がこまかい。
で、気になるのがどこのモデルのOEMであるかということ。
ミニカーを1から自社開発するって大変ですし、元はどこのなんだろうとシャシーを見て確認してみると!
Renault
niko and…
と男らしく刻印されているではありませんか!
シャシーだけ新規に起こしているのかもしれませんが、私はniko and…にめちゃめちゃ車好きな担当者がいて、その熱い思いで完全新規金型でこのモデルを作ったんだ!!! ……と信じています!
企画・販売元をチェックしてみると「株式会社アダストリア」の記述が。
調べてみたらアダストリアは渋谷に本社のあるカジュアル衣料品や雑貨を販売しているメーカーで、niko and…はアダストリアが展開しているブランドの一つのようです。
ミニカー自体は中国製ですね。
終わりに
というわけで245台目のコレクション 、ルノーカングーでした。
35歳過ぎてからは無理が利かなくなってきたのは自覚していたのですが、とにかく今回の不調やヤバく鍼治療 のありがたみを身をもって知りました。
鍼をしてから東洋医学に興味が出てきて最近は鍼やツボ、漢方の本などを色々読んでいるのですが奥が深いですね。
私が今回行った川越の埼玉医大かわごえクリニックは完全予約製なのですが、お医者さんの医療に対する意識が非常〜に高く、前1/60ザクを作ったとき表面処理のしすぎで腱鞘炎になったときも的確に治療していただきました。
川越の近くの人には超!超おすすめの病院なので何かしら体を壊している人はぜひ行ってみてくださいね。
プラモもミニカーコレクション も、健康あってのことですよね〜
【コレクション 台数 245台】
【コレクション 使用額 95683円】
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