【KinSMART 1957CHEVROLET CORVETTE】
キンスマート製 税抜き定価400円
実車解説!
コルベットはアメリカの自動車メーカー、ゼネラル・モーターズがシボレーブランドで販売しているスポーツカー。
アメリカを代表するスポーツカーで、1954年に誕生した初代C1型から最新型の7代目にあたるC7まで、一度足りとも途切れることなく生産され続けています。
コルベットの誕生の契機となったのは第二次世界大戦でした。
戦争が終わり、欧州戦線から復員してきたアメリカ兵が、ジャガーやアルファロメオなどのヨーロッパ製スポーツカーを持ち帰り、大変な人気となったのです。
世界初のモータリゼーションを果たしたアメリカでしたが、第二次世界大戦以前に生産されていたのはもっぱら実用的な大衆車、もしくは成功を誇示するための高級車で、「走ることを楽しむ」という貴族的嗜好を求めるスポーツカーはどのメーカーも力を入れていなかったのです。
ヨーロッパ製スポーツカーの人気を察知したアメリカの自動車メーカーは、どこもこの新しい市場を開拓すべく開発を急ぎました。
ゼネラル・モーターズが送り出した初代C1コルベットは鋼鉄製フレームにFRP製の外装を取り付けるという、それまでの大量生産重視の構造とは一味違うヨーロッパのスポーツカーを模した設計でした。
もっとも最初期のコルベットはエンジンもV6と非力で、最新技術であったFRP外装の不備も目立ち、「スポーツカー風の車」の域を出ず、クレームと販売不振に苦しみました。
しかし、マーケティングとモデルチェンジの先駆者であるゼネラル・モーターズはコルベットの欠点を次々と改修し、まったく新しい車へと変身させます。
FRP製ボディの初期不良をクリアし、高出力のV8エンジンが搭載されたコルベットは「軽量のボディに、不釣り合いなくらいパワーのあるエンジンを積む」というアメリカンマッスルカーの原点とも言える存在へと生まれ変わったのです。
C1コルベットは1954~62年まで生産されましたが、フルモデルチェンジに近いマイナーチェンジを何度も繰り返し、最初期の54年型と62年型ではエンジン、外装共に全く違う車と言ってもいいほどスタイルが違います。
この1957年型はヘッドライトが2灯であった最後の年のコルベットで、1958年型からはヘッドライトが四灯になり、リアセクションの形状も大きく変わります。
1956年にレースで活躍した「コルベットSR」の活躍により、1957年からは数々のレースでコルベットの姿が見られるようになりました。
1957年型コルベットこそ、ほんとうの意味で「スポーツカー」となったコルベットなのかもしれません。
購入日記!
久しぶりに奥さんの実家へ家族全員でお泊りに行ってきました!!!
娘が生まれたとき以来、奥さんや息子はちょくちょくお世話になっていたのですが、私は仕事が忙しくてなかなか行けなかったんですよね。
前行った時は「じーじ、ばーば」だった息子も今では「おじいちゃん、おばあちゃん」に進化し、両親よりワガママを許してくれる祖父母に甘えまくり。
私も久々に完全に仕事から離れることができてだいぶリラックスできました。
奥さんの実家の近くにはピオニウォーク東松山があり、そこへみんなで買い物に行くことに。
息子はおもちゃコーナーでひとしきりジュウオウワイルドとトウサイジュウオーで遊んだあと、最近ハマりつつあるウルトラマンコーナーを物色し、トミカコーナーで「これかう」とクレーン車を差し出します。
私もトミカにしようかな、と思ったんですが、ピオニウォーク内には他にもミニカーが売っている所もあるので、そっちを見てから決めよう息子を奥さんに見てもらって一人でしばし散策。
雑貨屋のハンプティダンプティでsikuのミニカーを物色しつつ、なにかないかな?と2階にあるビレッジバンガードへ行くと……
おおっと!!! なにやら見慣れないミニカーが置いてあるではないですか!!!
ガパっと開けられた箱の中に、色とりどりの初代コルベットとフォード・サンダーバードが並べられています。
サイズもちょっと小ぶりながらコレクション対象である3インチ程度なので問題無し。
パッケージには「KinSMART」のロゴが。
これが噂のキンスマートかあ、と店頭販売価格428円にて購入したわけです。
息子が購入したロングトミカの「コベルコ ラフテレーンクレーンKMG5220」。
ロングトミカは通常のトミカよりも倍ぐらい長く、定価も1000円とデラックスなシリーズなんですが……
それにしてもこのモデルはデカく、重く、豪華すぎます。
クレーンアーム部以外はフルダイキャスト製(クレーン基部もダイキャスト製)で、持つと文鎮みたいに重い。
タイヤはなんと驚きの10個!!! どんだけコストがかかっているんでしょうか。
クレーンは2段構造の伸縮ギミックで、全て伸ばすと25Cmにも達します。
トミカはシリーズ全体でコスト管理をしているので、コストがかかっている当たりモデルとかかっていないシンプルなモデルの差がありますが、このクレーン車はどう考えてもコストをかけまくっている大当たりですね。
息子も相当気に入ったようで、「ほら、このくれーんしゃ、こんなにながいよ!!!」
といいながらいつも遊んでます。
商品解説!
全幅27.2㎜
全高20.2㎜
実車の全長が4249㎜なので、計測すると正確なスケールは1/67となります。
KinSMART(キンスマート)は香港で1993年に創業されたミニカーメーカー。
普通の玩具屋で姿を見かけることはあまりありませんが、観光地のお土産物コーナーやファミレスのレジ横玩具コーナー、雑貨屋など「本格的に玩具を扱っているわけではないが、ちょっと子供向けコーナーがある」というお店で購入することができます。
ちょっと大きめの1/34や1/28モデルは西松屋やチェーン展開している駄菓子屋でよく見かけますが、3インチサイズの1/64モデルはなかなか見かけません。
ビレッジバンガードでは初めて見かけましたが、1/64モデルはドン・キホーテにいくと結構な確率で売っていることがあります。
造形はチープとリアルの中間くらい、サイズは60㎜代なのでトミカやホットウィールと比べるとちょっと小ぶりでしょうか。
どれもブルバック式の走行ギミックが組み込まれており、子供が買ってすぐに走らせて遊ぶ、ということを重視しているみたいですね。
このサイズでは他に、フォード・サンダーバード、ミニ、フィアット500、フォルクスワーゲンビートル、フォルクスワーゲンT1トランスポーターなどがラインナップされており、どのモデルもレッド、ブルー、ブラック、グリーン、イエローなどのカラーバリエーションが存在します。
このモデルは1957年型コルベットを立体化したもの。
ハードトップを装着した状態のボディはダイキャスト製。
小ぶりながらC1コルベットの特徴である有機的なボディラインがしっかりと再現されています。
レーシングフラッグを重ねたコルベットのマークもタンポ印刷で再現されており、各部のメッキモールはシルバーでペイント済み。
この手のチープなミニカーではオミットされることも多いリアセクションもしっかりと塗り分けられているのも好感がもてるところです。
フロントグリルはメッキされた別パーツでの再現なのも嬉しいところ。
インテリアはホワイトのプラスチック製で、ステアリングはブラックのプラパーツで成型された別パーツとなっており、内部もしっかりと抜けています。
タイヤはブルバック走行する必要があるのでグリップ力の高いゴム製ですが、適当なスリックタイヤではなくリアルなトレッドパターンが彫刻されておりリアリティへの配慮を感じます。
ホイールもメッキされた別パーツで、ディテールもC1コルベットにマッチしたものなのでこの手のブルバックミニカーにありがちな「タイヤだけ浮いてる」ということもありません。
1:64
1957 CHEVROLET
CORVETTE
MADE IN CHINA
KinSMART®
と刻印されています。
ブルバックミニカーはたいてい後輪駆動なのですが、このコルベットは珍しく前輪駆動となっています。
おかげて後輪駆動ブルバックミニカーにありがちなインテリア内部の謎のでっぱりも無く、ギミックと造形を両立させているのが素晴らしい。
中国製ですね。
おわりに
というわけで132台目のコレクション、1957シボレー コルベットでした。
最近はひたすらホットウィールですが、たまには普段買わないメーカーのミニカーをつまんでみると勉強になりますね。
ビレッジバンガードには以前奥さんに買ってもらったT型フォードの鉛筆削りと同じシリーズでフォルクスワーゲンビートルや梯子消防車なんかも置いてあり、そちらも非常にそそられたのでコルベットを買うと決めるまでかなり迷いました。
でも、一番上手な買い物をしたのは息子です。
ロングトミカのコベルコラフテレーンクレーンは異常です。
展示されている他のどのロングトミカ と較べてもあきらかに豪華すぎる。
正直自分用に一台買おうかかなり迷ってます。
ロングトミカ、侮りがたし!!!
次会社帰りでヨドバシカメラに寄るとき、ホットウィールに当たりが無ければロングトミカ買っちゃおうかな♪
【コレクション台数 132台】
【コレクション使用額 43030円】
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