実車解説!
フォルクスワーゲンタイプⅡ T1はドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが1950~67年までの17年間生産していた商用車。
汎用性の高かったフォルクスワーゲンビートルのシャシーにワンボックスボディを架装したタイプⅡは価格の安さと機械的信頼性、使い勝手の良さでまたたく間に大ヒットとなり、ヨーロッパとアメリカでセールスを伸ばしまします。
バン、マイクロバス、ピックアップトラックなど数々のバリエーションがあり、ビートルと並んでフォルクスワーゲン勃興基の礎を築いた一台となりました。
T1は歴代タイプの中でも特別人気が高いモデルで、安い中古車が多数出回ったこともあり、若者でも入手しやすい車として1960年台アメリカでビートルと共にヒッピー文化のアイコン的車となります。
特にその平らなボディはさまざまなアートを表現するためのキャンバスとして愛されました。
日本では「ワーゲンバス」の愛称で親しまれ、現在でも取り扱う専門店があるほどの人気を誇っています。
状態の良いT1は300~500万円の値段がついており、古い車ゆえの維持費も相まって今やちょっとした高級車となっています。
購入日記!
金曜日に保育園から帰ってきた息子が「めろんぱんやさんにいく」と連呼してたので、せっかくだから川越駅前の商店街、クレアモールにあるメロンパン専門店にでもいってみよう、ということになったんです。
息子は起きた瞬間から「あしたになったから、めろんぱんやさんにいこうか」と朝ごはん食べる前から行く気まんまん。
息子にせかされて出発したものの、あまりに早すぎるのでお店が開く時間になるまで川越の児童館で遊ばせることに。
息子は楽しく遊んでいたのですが、1歳くらい年上の男の子が息子にからんできたんです。
最初見ていると楽しく遊んでるのかな~ と思いきや、その子が息子をバシバシ叩き出し、息子が「やめて!!!」と拒否しているのに笑いながら叩き続けているんです。
息子には普段から「他の子を叩いたらダメだよ!!」と教えているので反撃しないんですよね。
泣きそうな顔で助けを求めてくる息子を抱きしめたい気持ちをググっ!!! と我慢し、「やられるだけじゃダメでしょ。そういうときはやり返してもいいんだからね」と言った瞬間……!!!
自分より大きい子供を一瞬で叩きのめしてしまい、その子がものすごく泣き出したので親御さんに謝り倒してなんとかことなきを得ました。
自分の子供が大泣きするの大変ですが、それはそれで相手が大泣きするのはもっと大変ですね。
相手の親御さんも「子供は喧嘩するものですから」と笑って許してくれたのでホッと一息。
息子はケロっとしていて、「ねえ、めろんぱんやさんにいこうよ。ちょこめろんぱんがたべたい」とメロンパンのことしか頭になかったので、児童館を出たら即座にクレアモールのアルテリアベーカリーへ。
そこで息子用にショコラメロンパンを買ってやり、一息ついて食べだすとあっという間に完食。
で、いろいろ遊んで帰る途中、川越駅アトレに入っているファッション雑貨店「ニコアンド」をチェック。
ここは定期的にウィリーのミニカーが入るのですが、今回はなんと!!! ワーゲンバスの姿が。
「ぼくはきいろいのがいい」という息子と一緒に1台518円にて購入しました。
息子の激しいプレイのため、買ってまだ1日もたっていないのにホットウィールのドラッグワーゲンバスのようなシャコタン状態に。
子供がミニカーで遊んでいる姿を見ていると、なんでトミカやマジョレットミニカーにサスペンション機能がついているのかよくわかりますね。
商品解説!
全幅31㎜
全高33.5㎜
実車の全長が4280㎜なので、計測すると正確なスケールは1/57スケールとなります。
WELLYは1980年からダイキャストミニカーを販売している香港のメーカー。
1/87から1/18までの幅広いスケールで商品展開し、ラインナップも非常に豊富。
特に1/24は大柄でギミック満載ながら1800~3000円くらいで購入でき、車種も豊富でコストパフォーマンス抜群のシリーズですね。
このタイプ2は1/60シリーズ。
かつてWELLYの1/60ミニカーは100円ショップのダイソーで販売されていましたが、円安となった現在では日本国内の実店舗ではあまり販売されていないようですね。
このモデルは1950~67年まで製造されたフォルクスワーゲンタイプ2 T1トランスポーターを立体化したもの。
確認できる範囲ですが、ブルー以外にもスカイブルー、グリーン、イエローのカラーバリエーションがあります。
ワーゲンバスの顔であるフロント部はエンブレムはタンポ印刷、ヘッドライトももっこりとしたでっぱりをシルバーでペイントしたのみとチープな印象ですが、元々100円だったかもしれないと思うとそれほど気になりません。
ボディはダイキャスト製で、ホワイトとブルーのツートンカラーでペイントされています。
インテリアはボディと打って変わってシャープな造形のライトグレー成型なプラパーツで、ステアリングはしっかりと別パーツで構成されており、内部も抜けています。
前後のバンパーはシャシーと一体成型されたブラックのプラスチック製。
タイヤはゴム部分がプラスチック製、ホイールは5本スポークのクロームメッキされたものを履いています。
WELLY
ND.52221
MADE IN CHAINA
1963 Volkswagen T1 Bus
と刻印されています。
前部に貼ってあるメタリックシールはフォルクスワーゲンの版権許諾用シール。
中国製ですね。
WELLYのビートルとの並び。
同メーカーでT1、T2と並べるのは気持ちいいですね~♪
ちなみに作りは圧倒的にビートルのほうが気合い入ってます。
本当はホットウィールで並べたいところですが、プライスガイドでドラッグワーゲンバスの値段をチェックすると、一番安いのでさえ10$を下回るものは無く。
1000円以下のミニカーしか買えない私には高値の華ですね~
おわりに
というわけで152台目のコレクション、フォルクスワーゲンタイプ2 T1トランスポーターでした。
今月は2台もワーゲンバスを買っちゃいましたが、ワーゲンバスは何台あっても困りません。
WELLYのワーゲンバスはかなりチープな作りですが、可愛さ重視な車ですから、これくらいポヤっとした造形のほうがかえっていいのかもしれません。
昔WELLYがダイソーで売っていたミニカーのラインナップをチェックしてみると、結構マニアックな車種もあり欲しいのが多いんですよね。
トミカと同じくらいの値段でもいいので、安定的に供給してほしいものです。
【コレクション台数 152台】
【コレクション使用額 49444円】
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