【siku CITROEN TRACTION AVANT】
ジク製 税抜き定価650円
実車解説!
実車はフランスの自動車メーカー、シトロエンが製造していた車。
1934年から1957年と第二次世界大戦を挟み、モデルチェンジを繰り返しながら23年間もの間製造されました。
総生産数は約76万台と言われています。
1934年の自動車としては前輪駆動、ボディのモノコック構造と最新技術をとりれた構造で先進的でしたが、この車を生産するために建設した工場への過剰投資でが原因で会社の経営は悪化。
シトロエンの創業者、アンドレ・シトロエンは結果的に会社を手放すことになり、翌年の1935年には病死しています。
トラクシオン・アヴァンが大成功したのは、ある意味創業者の怨念がなせる業だったのかもしれません。
車名の「TRACTION AVANT」はフランス語で「前輪駆動」を意味し、この車があまりにも有名になったので、車自体の固有名詞として呼ばれることになったようです。
sikuが立体化したのは1938年にパリサロンで発表され、1939年以降に生産された「15CV‐SIX」と呼ばれる6気筒モデル。
その中でもトランクが大型化され、1952年から生産された「15D」の中期以降か、最終モデルである「15H」であると思われます。
購入日記!
ゴールデンウィーク中ず~っと取り組んでいた仕事がついに終了!!!
やっとのんびり出来るぞ!!! と昨日は家族3人で久々に川越観光を楽しみました。
川越の商店街、クレアモールの中にある公園「クレアパーク」でいつも息子を遊ばせているのですが、クレアパークは春から秋にかけて、子供が中に入って遊べるちっちゃな噴水があるんですよね。
夏場は元気いっぱいの子どもたちが水しぶきをあげて楽しくあそんでいます。
そろそろ暖かくなってきたし、息子も楽しいだろう!!! と思い連れてきたのですが……
水に一切近づこうとしない。
あまつさえ公園から脱走し、クレアモールを全力で駆け抜けるありさま。
「大丈夫だよ。楽しいよ♪」
ともう一度噴水に連れて行くと恐る恐るバケツで水を汲んだりして遊びだし、勇気をだして中に入った瞬間!
顔面から水に突っ込んで転倒、大泣きを始めたので急いで撤収しました。
どうも水は怖かったみたいです。
近所でも凶暴で有名で、転んで血が出てても泣かずに笑って遊び続ける元気すぎる息子。
きっと水でバシャバシャするのは喜ぶと思ったんですけどね。
というわけでびしょぬれの息子を着替えさせるために赴いた川越丸広の子供休憩場の隣にある、おなじみのボーネルンド川越でこのシトロエン トラクシオン・アヴァンを購入しました。
お値段は税込み702円となかなかのものですが、sikuのミニカーは精巧なので高いとは感じません。
最後までグンペルト・アポロと悩みましたが、ホットウィールのオーバーン852を購入して以降、クラシックカーの優先度が自分の中でグ~ンとUPしてるんですよね。
6面図!
商品解説!
全長85.4㎜
全幅33㎜
全高27.3㎜
1/55スケール
ライト類は全て塗装ですが、sikuらしいしっかりとした作りで非常に良い出来栄え。
シトロエン車最大の特徴であるフロントグリルとエンブレムも一切のズレ無くキレイに塗り分けられており、全体の印象をシャープに引き締めてくれます。
大きさも8センチを超えているので迫力があり、重量感も抜群!!!
ホイールとは専用に設計された実車同様のもので、タイヤはもちろんゴム製。
下側から見るとよく解りますが、この時代の自動車らしい、薄いタイヤを正確に再現しています。
車体裏には
CE CITROEN TRACTION
AVANT
siku
Sieper GmbH 147100001
Postfach 2569 LR 14231
D‐58475 Lüd. Made in China
58PS
43KW 1898ccm
と刻印されています。
sikuのミニカーは知育玩具として売っているだけあり、排気量など実車のスペックが細かく記載されているのが特徴。
中国製ですね。
15CVの特徴である、観音開きドアもしっかりと再現されています。
写真ではわかりづらいですが、インテリア内も精巧な作り。
昔の車らしい、ダッシュボードに設置されたバックミラーが再現されているのは嬉しいところ。
おわりに
と、いうわけで記念すべき20代目のコレクション、シトロエン トラクシオン・アヴァンでした。
私は出来る限り日本車はトミカ、アメ車はホットウィール、フランス車はマジョレットかノレブとその国の車はその国のミニカーで揃えることにしているのですが、このトラクシオン・アヴァンは本当に良く出来ていて、買うしかあるまい!!! となったんですよね。
クラシックカーの3インチミニカーは貴重なので、息子に奪われないよう、大事にしたいと思います(笑)
【コレクション台数 20台】
【コレクション使用額5144円】
本業はプラモデル制作の専門家「プロモデラー」です♪
私の本業はプロモデラー、あまり馴染みの無い職業だとは思いますが、プラモデルを作る専門家です。
3歳からプラモデルを作っている経験を活かし、誰でもお手軽にプラモ製作を楽しめるものから「いや、これ無理でしょ」みたいなマニアックなものまで。
プラモデルを思い切り楽しむための本「ガンプラ凄技テクニック」シリーズを多数執筆しております。
このブログを読んでいる、ミニカーコレクションの沼にハマったアナタならついでにプラモ沼にズッポリ頭までハマってもきっと……いや、必ず楽しみまくれるはずです!
こちらのブログでプラモデルの制作テクニックを解説しておりますので、ぜひ林哲平ワールドを堪能してみてくださいね♪
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