実車解説!
siku製 販売元ボーネルンド 税抜き定価680円
918スパイダーはドイツの自動車メーカー、ポルシェが開発したスーパーカー。
2006年に生産終了したカレラGTの後継車として登場しました。
2010年のジュネーブモーターショーでコンセプトカーとしてプロトタイプが発表され、2011年には量産化が公表されました。
スタイルやネーミングはルマン24時間耐久レースでポルシェに初の総合優勝をもたらした伝説的なプロトタイプレーシングカー、ポルシェ917がモチーフ。
とことん「918」という数字にこだわった車で、販売は2013年9月18日から、総生産数918台となっています。
仕様としては玄人向けでドライバーに高度な運転技術を要求して失敗したカレラGTの反省を活かし、最新式の電子制御装置を組み込んでドライバーの負担を大幅に軽減。
プラグインハイブリッドを搭載し、最高時速345Kmで疾走するホットラップモードから、街乗り用に最大限燃費を考慮したハイブリッドモードなど5バージョンの走行方法を選択できます。
特にカーマニアの心をくすぐるのは最強モードのホットラップモード。
これはレース走行モードのレースハイブリッド状態でステアリングにセットされた赤いボタンを押すと発動し、ガソリンと電気を燃費完全無視の無制限に仕様して最高時速まで加速するというスーパーロボットさながらのモードとなっています。
気になる価格は日本円にして1億円。
前モデルのカレラGTが5000万円程度だったことを考えるとほぼ倍の値段となっています。
購入日記!
10ヶ月になる娘は基本いつもニコニコ、年齡の割に知能が高く、夜もよく寝るいい子ちゃんなのですが……
今月中旬くらいに39度の熱を出してから、昼も夜もずっと泣き続けて私も奥さんもかなり参ってたんです。
性格がガラリと気難しくなっちゃって、もしかしたらこのまま悪魔バージョンのままになっちゃうんじゃないか…… と夫婦でずっと心配してました。
そんな娘が先週くらいからやっとニコニコわらう以前の天使モードに回復してくてくれたんです。
なので休日は家族4人みんなで出かけよう!!! と川越駅アトレのビュッフェレストラン、マーケットプレイスまで出かけてきたんです。
優しい味付けの料理が多いんで、10ヶ月の娘もアゲハ蝶の幼虫みたいにもりもり食べる食べる(笑)
食後はクレアモールにあるデパート丸広6階のおもちゃコーナーで赤ちゃん用のおもちゃで遊ばせ。
片っ端からオモチャを掴んで「アー♪」と喜ぶ娘を抱っこしつつ、sikuコーナーをチェック。
今回はポルシェ918スパイダーを選択し、727円にて購入したわけです。
私がミニカー買うとなると、息子も当然のように「ぼくもほしい」と求めてきます(笑)
息子が選んだのはアウディA4ロードパトロールカー。
なにげにホイールは成型色じゃなくてちゃんと銀色で塗られてるんですよね。
息子は最近ミニカーを即決で決めるので、「本当にこれでいいの?」「他のを見なくてもいいの?」と何回も聞いたんですけど「これがいい」と言うので本人の意思に揺らぎは無いようです。
商品解説!
全幅33.5㎜
全高21.2㎜
実車の全長が4497㎜なので、計測すると正確な縮尺は1/55スケールとなります。
sikuのベーシックサイズミニカーは基本的に1/55スケールで統一されているので、並べたときにサイズの違いを正確に感じられるところが素晴らしい。
sikuのポルシェ918スパイダーは2015年に発売されたモデル。
917を受け継いだプロトタイプレーシングカー風のワイドボディやゆるやかな曲面を描くポルシェスーパースポーツ特有のフロント周り、開閉はしないもののディテールと形状を優先させたシザードア周りなど実車の再現性はさすがドイツの職人魂が注ぎ込まれたsikuらしい造形です。
ダイキャスト製ボディはワントーン落とした気持ちガンメタルよりのシルバー。
実車のシルバーもそんな感じなので雰囲気的にはピッタリ。
タンポ印刷で再現されたポルシェのエンブレムや918スパイダーのロゴは精密で、数ミリの大きさしか無いのに拡大しても文字の潰れもありません。
ヘッドライトとテールランプもsiku標準のクリアーパーツでの再現。
ヘッドライトがクリアーだと全体の印象がグっと引き締まるのでこれがあるとないとでは全然違うんですよね。
ウインドシールドは透明度が高いプラパーツで、窓枠がしっかりペイントされているのが嬉しいところ。
インテリアとエンジンカバーはしっかりした彫刻が特徴のプラパーツで、ステアリングも内部がしっかり抜けた別パーツで再現されています。
タイヤは…… ここ最近ようやく気がついたんですが、どうも2011年くらいからsikuのミニカーって何種類かの共用タイヤを履くようになってきてるんですよね。
これは太い五本スポークのホイールにトレッドのついたゴムタイヤを履かせたもので、私が持っているモデルだとランドクルーザーやヴェネーノが履いています。
丸広のsikuコーナーでチェックしたところ、新しいモデルはほとんどがこのタイプのタイヤを履いていました。
やっぱりコスト高の影響なんでしょうね……
ヴェネーノなどのランボルギーニシリーズでは気になった車高ですが、ポルシェ918スパイダーは実車よりわずかに高いものの、走らせて遊ぶことを考えるとほとんど気にならない絶妙なセッティングとなっています。
タイヤハウスが弱冠大きめなので、加工すれば地面スレスレの車高にするのも難しく無さそうです。
11147588800
SD15382
Made in China
Sieper GmbH
siku CE Postfach 2569 Porsche 918
58475 Ludenscheid Spyder
887 PS 8 Zyl
652kw 4593 ccm
345 km/h 8700 U/min.
と刻印されています。
sikuのミニカーは知育玩具という側面もあるので、排気量や出力、最大時速などのスペックが表記されています。
生産国の表記はありませんが、ブリスター裏に中国製と記されていました。
先代のポルシェフラッグシップスーパースポーツであるカレラGTとの比較。
実は918のシャシーコンポーネントはカレラGTの構造をほぼ踏襲しており、一部の生産車には販売不振でストックされていたカレラGTのパーツが丸々使われている個体も多いんです。
おわりに
というわけで177台目のコレクション、ポルシェ918スパイダーでした。
ミニカー集めだしたばかりの頃はポルシェの車ってどれもカエルみたいに見えちゃって 「これのどこがそんなにカッコイイんだろう?」と疑問だったんですが、ポルシェの歴史や車の進化の流れが最近になってようやくわかってきたとたん、急に魅力的に見えてきました。
私はAFVモデラーでもあるんで、ポルシェというとフェルディナンドとかティーガーⅠの試作車両とか、ポルシェ砲塔のティーガーⅡとかマウスをどうしても思い浮かべちゃうんですよね(笑)
マウスとかなにげに70年以上時代を先取りしたハイブリッドカーですし。
マッドサイエンティストな開祖ポルシェ博士の意思を連綿と受け継いでいるのがポルシェ車の魅力なんでしょうね♪
【コレクション台数 177台】
【コレクション使用額 60728円】
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