【Hot Wheels ’65 MUSTANG 2012 CARS OF THE DECADES 16/32】
マテル製 定価???円 ウォルマート系列流通限定商品
実車解説!
実車はアメリカのフォード・モーターが1965年に製造していた乗用車。
「マスタング」とはアメリカ開拓時代に野生化した馬を指す言葉であり、第二次世界大戦で最優秀戦闘機と評された「P51マスタング」の名前でもあります。
独立心が強く、人間には服従しない、荒々しい野生馬と最強の戦闘機の名を冠したこの車は、力強いマッチョなイメージと裏腹に、実に綿密に計算しつくされたマーケティングによって生み出されたアメリカらしい商品なのです。
1960年台になり、アメリカでは第二次世界大戦後のベビーブーマーたちが車を運転できる年齡に到達しました。
この若者達をターゲットにリー・アイアコッカがプロデュースしたのがこのマスタングです。
当時ヒットしていた小型車フォード・ファルコンをベースにロングノーズ・ショートデッキ、2ドアのスポーティーなスタイルで送り出されたマスタング。
最大の特徴は「フルチョイスシステム」と呼ばれる販売方法でした。
本体価格を安く抑え、V8エンジンやパワーステアリングなどはオプションとして設定。
このため安いモデルならば若者でも手が届き、フォードとしてはT型フォード以来、爆発的に売れる大ヒット商品となったのです。
フォードが立ち遅れていたローンでの月賦払いの開拓など、主に営業、販売方面で頭角を表したアイアコッカらしいアイディアといえるでしょう。
こうして1964年にデビューした初代マスタングは1968年まで製造が続けられました。
初代マスタングは最初コンバーチブルとハードトップの2仕様での販売となり、のちにファストバックが追加。
1965年型マスタングコンバーチブルは外見的には1964年に販売された最初期型と外見的な違いはほとんどありません。
ホットウィール化にあたってのデザインはラリー・ウッド氏が担当しています。
購入日記!
昼寝って難しいですよね。
いや、自分の昼寝じゃなくて息子の昼寝です。
今日はおやすみデーだったので、朝は息子を散歩に連れて行ってあげました。
息子は疲労度に合わせて加速度的に昼寝が長くなります。
下ごしらえしたい仕事もあったし、奥さんともゆっくりしたいので、長く昼寝してもらおう!!! と長昼寝作戦を決断。
最近は体力もついてきてそう簡単に疲れなくなった息子。
普段ベビーカーに載せて行く1キロくらい離れた市民センターまで一緒に歩き、さらにそこで1時間くらいもうこれでもかってくらい遊ぶ遊ぶ遊ぶ!!!
さすがの息子ももうクタクタな様子。
奥さんにベビーカーで迎えに来てもらい、帰る途中にはぐっすり就寝。
さ、家に着いてベビーカーから布団へ移動させよう……としたその時!!!
「ギャー!!!!!!!!!!!!!!!」
失敗しました。
息子は結局まったく昼寝ず。
夫婦でぐったりしつつ、午後は気を取り直して上福岡までお出かけ。
息子をココネの児童館で遊ばせたあと、西友上福岡店で夕飯の買い物をしつつ、3階のおもちゃコーナーで最近恒例となっているカーズ・オブ・ザ・ディケイドシリーズを物色します。
次買おう!!! と心に決めていた’34フォードは残念ながら売り切れ。
仕方が無いので時点だった65マスタングを324円で購入して家路に着いたのです。
6面図!
商品解説!
全長76㎜
全幅28㎜
全高23㎜
1/64スケール。
’65マスタング コンバーチブルは1984年に金型が製作されたモデルで、実に30年以上にわたり作られ続けているロングセラーモデルなんです。
初代マスタングのガッチリしたラインをよりスパルタンに仕上げたアレンジはさすがラリー・ウッド氏といったところ。
ボディ、シャシー共にダイキャスト製で重量感は文句無し。
エンジンフードは開閉ギミックが組み込まれており、中には実車での最高グレードの証V8エンジンも搭載されています。
このモデルは2012年に「カーズ・オブ・ザ・ディケイド」シリーズとしてウォルマート系列流通限定商品として販売されたもの。
メタリックグリーンのボディにうっすらとホワイトのフレイムスが入ったブラックのピンストライプという、落ち着いたクラシカルなカラーリングがとってもマッチしていますね。
ブリスターを開ける前はメタリックグリーンが暗く濁って見えており、ちょっと色が微妙だよな~ と思っていたのがなかなか買わなかった理由なのですが、開けてみると思った以上に鮮やかなグリーンでちょっと驚きました。
ホイールは1995年に登場したファイブスポークホイール。
このホイールが唯一気になるポイントで、写真を見ておわかりの通り、思い切りボディからはみ出しているんです。
調べてみると1984年に発売されたばかりの’マスタングコンバーチブルは1983年に登場したホワイトウォールタイヤを履いており、ボディからタイヤははみ出してはいません。
Hot Wheels Wikiで各モデル写真を比較してみると、ホワイトウォールタイヤ以外を履いているモデルはことごとくタイヤがはみ出していたので、おそらくホワイトウォールタイヤに合わせてホイールスペースが設計されているんでしょうね。
ま、アメリカンマッスルカーなのでそれも良しなんですが。
車体裏には
©1983,2007Mattel
B25
1186 MJ,I,NL
made in Malaysia
’65 Mustang
と刻印されています。
マレーシア製ですね。
実車ではオプションで選べるV8エンジン。
エンジンは車の心臓部。
エンジン開閉ギミックが付いていると本当に嬉しくなりますね。
オープンカーの出来を左右するインテリアはプラパーツで雰囲気良く再現。
ステアリングとダッシュボードが別パーツになっており、運転席周りの構成がしっかりとしているので小さいながらかなりのリアリティです。
’62マスタング コンセプトとの比較。
このコンセプトモデルを見たリー・アイアコッカが「これは全然ダメ」と作り上げたの右の初代マスタング。
名前が同じだけでまったく繋がりが無いので当然なのですが、全然ちがいますね。
’62マスタング コンセプトの方向性でマスタングが生まれていたら、アメリカンマッスルカーの歴史は大きく変わっていたことでしょう。
おわりに
というわけで38台目のコレクション、’65マスタング コンバーチブルでした。
1984年と30年以上前の金型ゆえか、ウインドウ部分にかなりキズがついていたので、タミヤのコンパインド荒目→細目→仕上げ目→ハセガワセラミックコンパウンドの順番で磨き、最後にボディ全体にハセガワコーティングポリマーを すりこんでコート、リカバリーしています。
最後の写真は リカバリー後に撮影したのですが、なんか車体の光沢とかメチャメチャ良くなっており、元々良かった雰囲気がさらに良くなり満足至極ですね。
今現在、自分のコレクションの中ではオーバーン852に次いで古い年代の金型ですが、エンジンフードが開いたり、カッチリとした質実剛健な作りでここ最近購入したホットウィールの中では1番のお気に入りになりそう。
これでクラシック風のレッドラインタイヤとか履かせたら超格好いいんだろうな~
そして息子。
お願いだから毎日ぐっすり昼寝してくれないかな~
【コレクション台数 38台】
【コレクション使用額 11524円】
本業はプラモデル制作の専門家「プロモデラー」です♪
私の本業はプロモデラー、あまり馴染みの無い職業だとは思いますが、プラモデルを作る専門家です。
3歳からプラモデルを作っている経験を活かし、誰でもお手軽にプラモ製作を楽しめるものから「いや、これ無理でしょ」みたいなマニアックなものまで。
プラモデルを思い切り楽しむための本「ガンプラ凄技テクニック」シリーズを多数執筆しております。
このブログを読んでいる、ミニカーコレクションの沼にハマったアナタならついでにプラモ沼にズッポリ頭までハマってもきっと……いや、必ず楽しみまくれるはずです!
こちらのブログでプラモデルの制作テクニックを解説しておりますので、ぜひ林哲平ワールドを堪能してみてくださいね♪
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