【Hot Wheels HOOLIGAN™ 2003 T-HUNTS 1/12】
マテル製 税抜き定価300円
実車解説!
フーリガンはホットウィールオリジナルデザインのホットロッド。
「フーリガン」という名称は今ではすっかりマナーの悪いサッカーファンの名称として定着しましたが、もともとは「無法者」「乱暴者」という意味。
ファンネル部のみシャシー脇から覗くフラットヘッド風V8エンジンを搭載し、ウインドシールドを取っ払ったクレイジーなスタイル。
バイクみたいにゴーグル付けて運転するんでしょうか? 他にもわざわざラダーフレームの下まで下げられたフェンダーなど、箱っぽいシンプルなスタイルながら「フーリガン」の名に恥じない暴力的な魅力を感じさせるホットウィールとなっています。
デザインはグレイ・セーファー氏が担当しています。
購入日記!
久々に会社に行ってきました。
今月はいろいろと制作物が多くて忙しく、自宅の作業場に閉じこもりきりだったので、思い切り羽を伸ばせた感じです。
帰りは時間に余裕があったので、久しぶりに下北沢のホットウィール専門店ウェアハウスへGO。
前回行ったのは4月9日。
ダッジトマホークを買ったときですから、3ヶ月ぶりです。
いつもぱっと目についたモデルをササッと買って帰るという感じだったのですが、今回は時間があるのでじぃ~っくりと店内を探索。
自分の知らないホットウィールばかりで、見れば見るほどホットウィールの奥深さを感じますね。
ウェアハウスにはブリスターから出された中古品やミステリーカー、セットシリーズの単品がジッパー袋に入れられてつめ込まれている箱があるんですが、今回初めて中身をチェック。
いいのないかな~と探ってみると……
あれ、この白青のフーリガン、トレジャーハントじゃね?
まあ自分には縁の無いものだし、どうせ高いんだろうな~ と値札を見てみると「700円」。
1000円以下なので迷わず購入しました。
よっしゃ!!! 初めてまともなトレジャーハントゲットだ!!! と足取り軽く帰宅したわけです。
6面図!
商品解説!
全長61㎜
全幅31.2㎜
全高21㎜
実車が存在しないので正確なスケールはわかりませんが、ホットウィールなのでホットウィール標準スケールの1/64としておきます。
フーリガンは2000年に金型が作られ、2001年のファーストエディションとして販売が始まったモデル。
フロントウインドウが無く、箱っぽい外見に騙されそうになりますが、小さいながらかなり細かい部分にまでしっかりとディテールが入っています。
特に驚いたのがピックアップ式の荷台。
よくよく見ると床板に使っている板の木目まで再現されているんです。
エンジンとか車の心臓なんでこだわるのはわかるんですが、こんな小さい荷台のディテールに凝るのはさすがホットウィールというところです。
このモデルは2003年の「トレジャーハント」にラインナップされたモデル。
「トレジャーハント」は1995年から始まったシリーズで、通常販売されるベーシックモデルの中に紛れている、特別なカラーリングやグラフィックが施された限定モデル。
生産数が少なく、リアルライダータイプホイールを履いていたり、ボディ・シャシー共にダイキャスト製のものもあるなど豪華な仕様となっています。
2007年からは「トレジャーハント」のさらに上を行く超希少モデル「スーパートレジャーハント」が登場。
「スーパートレジャーハント」はレア中のレアで、コレクターがベーシックモデル発売日の前日から並んでも買えないことも多いようです。
ただ、通常の「トレジャーハント」は「スーパートレジャーハント」の登場以降生産数が増え、2016年現在だと豪華感もかなり薄れて単なるセグメントの1つ同然となっており、不人気モデルだと何ヶ月も店頭にブリスターがぶら下がっていたりするので意外と買えます。
ダイキャスト製のボディはパールホワイトでペイントされており、サイドにはグラデーションのかかったブルーのフレイムスが、ボンネットにはトレジャーハントの証である「TH」のロゴがタンポ印刷されています。
フェンダー、荷台床面はプラスチック製で、つや消し処理がされたメタリックブルーでペイント済み。
インテリアはブラックの軟質プラスチック製で、レザーシートの質感まで再現されているのがコダワリですね。
シャシーはダイキャスト地むき出しのZAMAC仕様。
ホイールはクロームメッキされたホイールにゴムタイヤを被せた「GYRR(グッドイヤー・リアルライダー)」タイプ。
ゴム製タイヤは質感が高く、印字された「GOODYEAR」のロゴがさらに全身を引き締めます。
シャシー裏には
©2000.M,J
MALAYSIA
HOOLIGAN™
Hot Wheels®
と刻印されています。
マレーシア製ですね。
同じ小さいもの仲間のデュースロードスター 2012CARS OF DECADES 3/32との比較。
フーリガンもかなり小さいんですけど、デュースロードスターと並べると大きく見えるのが不思議ですね。
おわりに
というわけで121台目のコレクション、フーリガンでした。
いや~ ついにまともなトレジャーハントをゲットですよ。
トレジャーハントはエンフォーサー、マッドスプラッシュ、ピラニアテラーと現段階で3台持っていますが、最近のトレジャーハントは名前だけで通常のベーシックモデルと違いが無く、まさに「名ばかりトレジャーハント」。
なにか負けた気がしてちょっと寂しかったんですよね。
今回は運が良かった部分もありますが、ホットウィールの知識がついてきたことが大きな勝因。
もしこれが前回ウェアハウスに行った3ヶ月前の自分なら、このモデルが何なのかすらもわからなかったでしょうし。
そして気がつけばミニカー購入金額が40000円を突破!!!
早い…… つい最近30000円を突破した記事を書いてたのに。
ミニカー一台一台はそんなにしませんが、塵も積もれば山となる ものですね。
【コレクション台数 121台】
【コレクション使用額 40577円】
本業はプラモデル制作の専門家「プロモデラー」です♪
私の本業はプロモデラー、あまり馴染みの無い職業だとは思いますが、プラモデルを作る専門家です。
3歳からプラモデルを作っている経験を活かし、誰でもお手軽にプラモ製作を楽しめるものから「いや、これ無理でしょ」みたいなマニアックなものまで。
プラモデルを思い切り楽しむための本「ガンプラ凄技テクニック」シリーズを多数執筆しております。
このブログを読んでいる、ミニカーコレクションの沼にハマったアナタならついでにプラモ沼にズッポリ頭までハマってもきっと……いや、必ず楽しみまくれるはずです!
こちらのブログでプラモデルの制作テクニックを解説しておりますので、ぜひ林哲平ワールドを堪能してみてくださいね♪
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