【Hot Wheels CHAPARRAL2 1998 FASTEDITION 28/42】
マテル製 税抜き定価300円
実車解説!
シャパラル2は1960~1990年にかけて活動したアメリカのレーシングコンストラクター、シャパラル・カーズが開発したレーシングカー。
石油会社を経営していた両親の遺産を引き継いだジム・ホールは会社の経営の傍らレースにも参戦するようになり、次第に自身が直接マシンを開発したいと考えて技術者のディック・トラウトマンに出資してシャパラル・カーズを設立します。
シャパラル2は1963年に3台製作され、FRP製のモノコック構造ボディやセミオートマチックの変速機、ダウンフォースを得るためのノーズフィンなど現在のレーシングカーで当たり前に見られる機構を取り入れた先進的なレーシングカーとして誕生しました。
デビューしたシャパラル2は1964年のUSRRCでジム・ホール本人が搭乗し、年間4勝を揚げて初優勝するという快挙を成し遂げます。
購入日記!
TSUTAYAへDVDを返却するついでに川越のミニカーショップ、オビツ屋へ行ってきました。
店主のおじさんの川越昔話を聴きながら、いつもより長めに在庫を漁らせてもらいます。
私はこの近辺に越してまだ2年半くらいなんですが、最盛期は川越に8件も玩具屋があったことを聞かされました。
町の玩具屋さんって一昔前と比べると激減しましたよね。
店主のおじさんによると昔30000軒だったのが、いまでは6000軒、5分の一に減ってしまったとか。
今じゃネットと量販店でおもちゃを買う時代、なかなか個人商店はかないませんよね。
オビツ屋が生き残った秘訣を聞いてみると、「自分ひとりでやってるので人件費がかからないから」とのこと。
そんな世知辛い話をしつつも、1998年ファーストエディションのシャパラル2を店の奥で発見!!!
324円にて購入し帰宅したわけです。
商品解説!
全幅29.8㎜
全高18.3㎜
実車の全長は調べてみたのですがちょっとわからなかったので、ホットウィール標準スケールの1/64としておきます。
シャパラル2は1998年、ベーシックカーのファーストエディションとしてデビューしたホットウィール。
ベーシックカーでありながら、ボディ、シャシー共にダイキャスト製という豪華な構成。
アジアの人件費が安かった時代ならではのオーパーツですね。
「口ひげ」と呼ばれたノーズウイングやフェンダーに追加されたルーバーなどから、1964年のレースで活躍した状態を立体化していることがわかります。
このモデルは最初に発売されたファーストエディション。
実車を忠実に再現したホワイトとブラックのツートンカラーでまとめられています。
小ぶりながらカッチリした造形のボディはレーシングカーらしくほんのわずかにグレーが入ったグランプリホワイトでペイント。
ジム・ホール車の証であるゼッケン「66」はタンポ印刷での再現。
シボレーから供給されたアルミ製ブロック8気筒エンジンはシルバー成型のシャープなプラパーツで、シリンダー上部の凹分もディテーリングされているのでこのスケールとしてはかなりの精密感です。
インテリアはブラックのプラパーツで、ウインドウシールドは透明度の高いクリアープラスチック製。
シャシーもダイキャストの上からグロスブラックでペイントされており、安っぽい印象はまったくありません。
ホイールは「LW(レース・ホイール)」を装着。
実車のホイール形状に合わせたチョイスなのでベストマッチですね。
MALAYSIA
Chaparral2
Hot Wheels® ©1997
と刻印されています。
マレーシア製ですね。
同じく実業家が開発し、自身も搭乗したレーシングカーであるカニンガムC4R 2002-156 MAINLINEとの並び。
コブラなんかもそうですが、「自分で会社を作り、レーシングカーを作って自分で走る」というのはスケールの大きい話です。
アメリカのヒーローだとバットマンやアイアンマンなんかは大企業の総帥で自身が戦うわけですが、ジム・ホールやカニンガム、キャロル・シェルビーはまさに「トップが戦うヒーロー」だったわけですね。
おわりに
車輌規定がまだまだ緩かった1980年くらいまでのレーシングカーって、各メーカーごとの個性が際立っていて面白いですよね。
ホットウィールにラインナップされているシャパラルのレーシングカーは、1969年に発売された2Gと2003年に発売された2Dがあります。
2Gはヴィンテージ品なので手に入れるのは不可能ですが、2003年ファーストエディションの2Dはぜひ手に入れて横に並べたいもの。
オビツ屋にあるといいな~
発売時期を考えると在庫にありそうなんですよね。
オビツ屋通いは止められませんね♪
【コレクション台数 153台】
【コレクション使用額 49768円】
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