【Hot Wheels PORSCHE 356A OUTLAW 2017 Hot Wheels CAR CULTURE AIR‐COOLED 3/5】
マテル製 税抜き定価600円
実車解説!
ポルシェ356はドイツの自動車メーカー、ポルシェが1948~1965年まで生産していたスポーツカー。
現在ではフラッグシップモデルである911を筆頭に世界中にファンを持つポルシェですが、スポーツカーメーカーとして躍進するきっかけとなったのがこの356なのです。
ポルシェの創業者であるフェルディナント・ポルシェ博士は今で言うマッドサイエンティストでした。
ヒトラーの信任が厚かったポルシェ博士は好き放題に兵器も開発し、電気とガソリンで動くハイブリッド戦車の「マウス」やこれまた電気式の駆動装置を備えた「フェルディナンド」。
デザインは美しいものの防御力に難のあるキングタイガーポルシェ砲塔などは現在でも有名です。
そんなマッドサイエンティストなポルシェ博士…… ドイツ敗戦と同時にナチスと親交が深いことを理由に戦犯認定され、フランスに二年間勾留されます。
勾留を解かれて本格的に戦後のポルシェ社としての活動が始まり、その第一号となったのがポルシェ356なのです。
ただ早く走るだけのスポーツカーではなく「乗用車としての居住性」が考慮されているのはフォルクスワーゲンビートルの経験が生かされているからでしょう。
実際初期の車両基本の構造やパーツはビートルと共用する部分も多く、ボディのデザイナーも同じ人物が担当しているのでビートルと356は兄弟車なんですね。
356はポルシェ博士の息子が中心となって設計、開発が行われており、天才フェルディナンド・ポルシェの個人メーカーから、しっかりとした自動車会社へと変化する世代交代の分岐点となりました。
1965年まで生産され、その後は911にバトンタッチしますが、「スポーツカーのポルシェ」を築いた一台として自動車史にその名を残す名車となったのです。
購入日記!
息子と一緒にウニクス南古谷に入っているトイザらスまで行ってきました♪
息子はイオン大井店に行きたがっていたのですが、私はマッチボックスのミニカーをチェックしたかったんでトイザらスに行きたかったんです。
なのでココ数日はモデルカーズの「おかえり!マッチボックス」の特集記事を毎日いっしょに読み、
「マッチボックスのミニカー、どれ欲しい?」と洗脳しまくった結果…… 見事トイザらスへ誘導することに成功したんです♪
トイザらスに到着すると開店ちょっと前で、ドアの前にはおじさんばっかり並んでいる列と子供連ればかり並んでいる列が2列できていました。
今日はどんなおもちゃの発売日なんだろう? と眺めていると店員さんが
「LEGO親子体験会の方はこちら、ホットウィールの人はこちら」と列整理してました。
おじさん達の列はホットウィール目当てだったわけです!!!
私と息子も迷わずホットウィールの列に並びます(笑)
列がすすんでいくと…… なるほど、今日はサイドラインのエアクールドの発売日だったんですね。
でも今回はマッチボックスが目当てなんで列に並んでおきながらホットウィールはスルーしてマッチボックスコーナーへ。
どんなのがあるかな? と息子と目当てのコーナーへたどり着くと……
ほぼ完全に壊滅状態で、ほとんど商品が残っていない!!!
ブリスターはほとんどつられておらず、いくつか残っているのがバギーやオフロード系の謎車ごボートばっかり。
一応 1/64のリアルライダー履き豪華版モデルも残っていたのですが……
緑色のレンジローバーばっかり。
買おうかとも思ったんですけどいまいち地味なんですよね…… ブリスターから覗く出来栄えはすんごく良かったんですが、マッチボックスという理由だけで買うのもどうかなと。
息子も同じことを思ったみたいで、「おとうさん、ほっとうぃーるにしようよ」ということに。
私はエアクールドのポルシェ356アウトロウを選び、税込み646円にて購入したわけです。
フォルクスワーゲンシロッコをベースにしたカスタムカーという設定のホットウィールオリジナルマシンです。
息子はアマズームのサイケデリックなカラーリングとルーフのRの文字がトイザらスのマークみたいに見えるみたいで、「これはといざらすのくるまなんだよ」と11ヶ月の妹に説明してました(笑)
アマズームはブログ友達のホットウィールにわかマニア氏の運営する情報サイト「ホットウィール情報まとめ」の
AMAZOOM(DTX95)のレビュー。ブラジリアンレースのストックカー風オリジナルカー。
にて詳しいレビュー記事が掲載されているので、アマズームをより知りたい人はぜひ読んでみてください♪
商品解説!
全幅29㎜
全高21.5㎜
実車の全長が4010㎜なので、計測すると正確な縮尺は1/61スケールとなります。
ホットウィールのポルシェ356アウトロウは2016年のベーシックカーとしてデビューしたモデル。
デザインはマーク・ジョーンズ氏が担当しています。
このモデルは有名なカスタムカーチューナーの「マグナス・ウォーカー」氏とホットウィールのコラボレーションにより誕生したスペシャルモデルなんです。
「アウトロウ」とはカスタムカー用語の一つで、ファクトリーストックな純正パーツだけを使うのではなく、自由にパーツを組み合わせてレストアするカスタムスタイルをあらわしたもの。
ウォーカー氏は自身のカスタムスタイルを「アーバン・アウトロウ」と名付け、独特のスタイルで数多くのカスタムカーを世に送り出してきました。
そんなウォーカー氏がホットウィールチーフデザイナーのジュン・イマイ氏の要望で作り上げたポルシェ356…… それが「ポルシェ356アウトロウ」なんです!!!
ウォーカー氏自身はポルシェのコレクターで、ポルシェには並々ならぬ想いがあるそうで。
見た目は髭もじゃ長髪のファンキーなアメリカのおっちゃんというまんまな感じですが、ウォーカー氏の作り上げるカスタムカーはみなどこか繊細な美しさがあり、どれも格好いいんです。
「ポルシェ356アーバンアウトロウ」こそがこのモデルの正しい名称かもしれませんね。
ちなみにファーストモデルの2ndカラーバージョンがウォーカー氏がカスタムした356に忠実なカラーリングの本命なのでもし見かけたら必ず買っておきましょう。
このモデルは2017年の豪華版サイドラインである「Hot Wheels CAR CULTURE AIR COOLED」にラインナップされたもの。
「AIR COOLED」は空冷エンジンを搭載した車がテーマのシリーズで、ビートルやフィアット500、フォルクスワーゲンタイプ3スクウェアバッグなどがラインナップされています。
ダイキャスト製ボディは深みのあるネイビーブルーでペイントされているんですが……
このブルーの色味と光沢がとんでも無く質感が高いんです。
ホットウィールのソリッドカラーでこれだけいい感じの彩色のものは初めて見ますね。
2000年前後の中国製モデルにも引けを取らない仕上がりで、ブリスターを開けた瞬間の光沢反射にはびっくりしちゃいました。
ボディには「356」のゼッケンを中心にレーシングカー風のロゴが印刷されていますが、ものすごい高精度で剥がれや荒れがまったく見られないのでタンポ印刷ではなくフィルム転写による再現だと思われます。
ドアノブやトランクルームのベルトまで塗り分けられているのもポイント高いですね。
窓ガラス類は透明度の高いクリアープラスチックでの再現。
インテリアはニュートラルグレーのプラスチック成型。
シャシーは豪華版サイドラインらしくダイキャスト地剥き出しのZAMAC仕上げ。
ホイールはクロームメッキされた「RRST(リアル・ライダー・スティール)ホイール」を装着。
前輪も後輪も小口径のホイールを履いているので実車風な、よりスケールモデルよりな仕上がりとなっています。
このホイールめちゃめちゃ格好いいんでカスタムに使いたいんですが、さすがにこのためにポルシェ356を何台も潰す勇気はありません…… 今は(笑)
©2015 Mattel
PORSCHE
356A Outlaw
K04
Hot Wheels
MADE IN
THAILAND
1186 MJ,1,NL
と刻印されています。
ダイキャストボディ&シャシー、リアルライダー履きの豪華版サイドラインなのでタイ製ですね。
フォルクスワーゲン バグ 2004 Hot Wheels Classics Series1 ♯25of25との並び。
ビートルとポルシェ356のボディデザインは同じデザイナーによるもの。
スポーツカーと大衆車と違いはありますが、並べてみると丸っこいボディデザインに共通するものが数多く見受けられます。
ちなみに「ビートルはヒトラーのデザイン」という説がありますが間違いです。
実際にヒトラーが書いたビートルのスケッチを見てみるとそれほど似ていません。
ヒトラーはかつて美大で絵を習い画家を目指していたものの挫折した経験があるので、兵器やメカのデザインにはうるさかったようです(笑)
おわりに
というわけで188台目のコレクション、ポルシェ356アウトロウでした。
ポルシェはこれでもか!!! というくらいミニカーがたくさん出ていますが、今入手できる3インチミニカーはみんな911ばかり。
私はポルシェ車だと356が(戦車をカウントしていいならマウスが一番ですが)一番好きなので、ホットウィールでリリースされたのはすんごい嬉しかったんです。
ベーシックカーの356Aアウトロウは買い逃しちゃいましたが、こうして豪華版サイドラインでゲットできて幸せです♪
サイドラインはベーシックカーで入手できない人気車種のセーフティーネット的な性格もあるので、リリースされるものは全部日本に輸入して欲しいですね。
それはそれでマッチボックスのミニカーはトイザらスにしか置いていないんでしょうか?
マテルジャパンが正式な輸入代理店になったものの、新商品情報はトイザらスの通販サイトぐらいにしか載っていないような?
マッチボックスの販売情報を知っている人がいたらぜひ教えてください!!!
今思えばレンジローバー買っておけば良かったかなあ……
【コレクション台数 188台】
【コレクション使用額 64445円】
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