【Hot Wheels ’49MERC 2006 Hot Wheels Classics series2 #22of30】
マテル製 税抜き定価???円
実車解説!
マーキュリーエイトはアメリカの自動車メーカー、フォードモーターズが1938~1951年まで製造販売していた乗用車。
フォードは創業者のヘンリー・フォードがフォードモデルTに絞った生産・販売体系に固執した結果、自社の自動車ブランドは大衆車のフォードと高級車のリンカーンの2ブランドのみの時代が長く続いていました。
ライバルであるゼネラル・モーターズが得意のマーケティングで「高級車は手が届かないが、大衆車では満足できない」というユーザーの求めをいち早く察知し、高級車であるキャデラックと大衆車であるダッジやシボレーの中間にポンティアック、オールズモビル、ビュイックの3ブランドを設立。
大衆車にデザインの優れたボディと被せ、豪華な内装で仕上げられた中級車は違いのわかるアメリカの中所得層に大ヒットし、大きくシェアを伸ばします。
父親のヘンリーを説得し、リンカーンブランドを設立した2代目フォード社長のエドセルがこの状態を黙って見ているわけはありません。
フォードの中級車を!!! ということで設定されたのが「マーキュリー」ブランドなのです。
「マーキュリー」とはローマ神話に搭乗する旅と盗賊の神であるメルクリウスから名付けられ、「GOD HEAD」と呼ばれるメルクリウスの横顔がエンブレムのロゴとなりました。
最初のマーキュリーとして送り出されたマーキュリーエイトは1939年のデビュー当時は大衆車であるフォードに近いものでしたが、年を追うごとに次第にリンカーンの影響を強く受け、より高級車色を強めていきます。
1949年型マーキュリーエイトは第二次大戦後初めて大きなモデルチェンジがされたモデルで、開発は第二次大戦中から行われていました。
ライバルであるビュイックを超えるデザインを目標に完成したその姿はなだらかなルーフラインや航空力学により流線型となったプロポーションなど、第二次大戦を終えて技術的進化を遂げた自動車の新しい姿であり、アメリカ一人勝ちの黄金時代の幕開けを告げるような洗練されたスタイルで大きな人気を呼びます。
52年には生産が終了してマーキュリーモントレーに後を譲りますが、49年型マーキュリーはカスタムカーのベース車として根強い人気を獲得し、B型フォードとならぶホットロッドのフラッグシップモデルとして現在でも君臨しているのです。
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購入日記!
作業中にピタっと止まってしまったまま、うんともすんともいいません。
調べてみると私の使い方が悪かったみたいで、回転数を上げすぎて長時間つかいすぎたのが原因みたいで。
リューターが無いとミニカーカスタ…… じゃなくて仕事もはかどりませんから、ダイキャストもガリガリ削れるようなパワーがあるタイプのものを買いにホームズ川越店へ。
購入したのはプロクソンのミニルーターセットMM50/D。
プロクソン(PROXXON) ミニルーター MM50 12V トランス付 No.28515 [Tools & Hardware]
プロクソン (PROXXON)
ちなみにルーターを選ぶときは回転数を変えられるものにしたほうがいいです。
ダイキャストを削るならそれほど気にする必要は無いかもしれませんが、プラスチックを高回転数で削るとプラが溶けてビットが融着してしまい、破損の原因になります。
私がルーターを壊した原因ですね(笑)
で、せっかくなので近く? というほど近くもないのですが中古ミニカーを扱っている万代書店川越店まで足を伸ばしてきました。
前回はホットウィールがほぼ壊滅状態だったのですが、久々に行くと充実してました!!!
最後までホットシートと迷ったのですが、クラシックスのスペクトラフレームイエローにはあがらえず’49MERCに決定。
420円で購入し、帰宅したわけです。
商品解説!
全幅31㎜
全高20㎜
実車の全長が5253㎜なので、計測すると正確なスケールは1/68スケールとなります。
’49MERCは2004年にサイドラインの【Auto Affinity kool & kustom】でデビューしたモデル。
「MERC」は「MERCURY」の短縮形で、シボレーが「CHEVROLET」⇒「CHEVY」みたいな感じですね。
’49マーキュリーはB型フォードと並ぶホットロッドの人気車種なのでホットウィールからも多数の商品が販売されています。
ルーフ付きモデルである’49MERCURY、ドラッグマシンに改造された’49DRAG MERC、そしてお馴染みホットウィールの歴史を変えたパープルパッションも’49年型マーキュリーの改造車です。
ハイターゲット向けに展開されていた100%シリーズからも’49マーキュリーからのリリースされていますし、とにかく人気車種なんです。
’49MERCは49年型マーキュリーコンバーチブルをホットロッドのカスタムスタイルの一つであるレッドスレッドで改造された状態を立体化しており、後輪をボディ内部に入れて空気抵抗を減らすスムージングやピラーを幅詰めして背を低くするチョップドトップ(屋根無いのでパット見わかりにくいですがAピラーはストック状態のマーキュリーよりもかなり詰められてます)、車高を下げるロワードなどレッドスレッドのポイントは全て押さえられています。
リリースはほぼサイドライン専用で、2009年に一度だけベーシックカー入りしていますがトレジャーハントとスーパートレジャーハントのみ!!! というスペシャルな登場でした。
デザイナーはパープルパッションをデザインしたホットウィール界の大御所ラリー・ウッド氏によるもの。
パープルパッションから13年後に発売されたこのモデルはある意味パープルパッション2と言ってもいいのかもしれませんね。
このモデルは2006年に「Hot Wheels Classics series 2」として販売されたもの。
「Hot Wheels Classics」は1968年に発売された最初期のホットウィールをイメージしたシリーズで、スペクトラフレームカラーによるキャンディペイントやレッドラインタイヤを装着しているのが特徴です。
series2からは車種のバリエーションも多用になり、ホイールもレッドライン以外のものが搭乗するなどよりバラエティー豊かなラインナップとなっています。
また、最初期ホットウィールに習って同一シリーズ内でも数多くのカラーバリエーションがあり、この’49MERCは7色のカラーバリエーションが確認されています。
ちなみにカードも微妙に違うバリエーションがあるので、全部集めるとなるととんでもなく大変なんだとか……
なお、Classicsについてはホットウィールにわかマニア氏が運営する情報サイト、「ホットウィール情報まとめ」さんの
Hot Wheels Classicsシリーズについてのまとめ。
に非常に詳細な情報がわかりやすくまとめられているので興味のある人は必見です!!!
ダイキャスト製ボディはわずかにグリーンがかったスペクトラフレームイエローでのペイント。
グレーとホワイトという組み合わせのシックなフレイムスがクラシックな雰囲気を壊さないようにセンスよくタンポ印刷で入ります。
シャシーもダイキャスト製で、最初期ホットウィールに合わせた地肌剥き出しのZAMAC仕上げ。
ホイールは「BFG5SP」を装着。
「BFG」は「BFGoodrich Raidial T/A」の略で、通常の5SPホイールにホワイトレターでロゴが印刷されています。
© 2003 Mattel. inc
THAILAND
Hot Wheels
’49MERC
と刻印されています。
重塗装の豪華版サイドラインなのでタイ製ですね。
このモデルの特筆すべきポイントはインテリア表現の精密さ!!! これにつきます。
ステアリング内部も抜けてますし、ドアの内張りにもちゃんとモールドが入っています。
おそらく展開したダンボール箱のようにパーツを成型し、箱状に折りたたんでいるのでしょう。
一部の1/43ミニカーなどにも見られる構造ですが、こういったパーツ構成のアイディアを考える人は本当に凄いと思います。
’49MERCのホットウィールなら本家以上に有名なパープルパッションとの並び。
どちらもラリー・ウッド氏がデザインしたホットウィールですが、素晴らしいカッコ良さです。
こうして並べてみると、パープルパッションが実車よりもかなりディテールやラインを減らし、ディフォルメしているのがよく解ります。
デザイナーこそ違いますが、ここまでくるとルーフつきの’49マーキュリーとも並べてみたいですね。
というわけで197台目のコレクション、’49MERCでした♪
’49マーキュリーはホットロッドでは欠かせない車種。
パープルパッションもいいけど、本家も欲しいな~ と思っていたのでゲットできて良かったです。
リサイクルショップは狩りつくされたあとでも、しばらくするとホットウィール資源が回復するものなんですね~♪
ホットウィールはコレクターしか買ってない感じなので、箱入りの美品が中古ショップにもたくさん並ぶので本当にありがたいです。
これがマジョレットミニカーみたいにガチで子供が遊ぶためにしか買わないようなミニカーになると中古美品はなかなか巡り会えませんからね……
万代書店川越店にはまだまだ気になる在庫がかなりあるので、近いうちにまた行けたらいいなと思います♪
【コレクション台数 197台】
【コレクション使用額 68425円】
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