【Hot Wheels STREET WINENER™ 2017-331/365 HW CITY WORKS™ 3/10】
マテル製 税抜き定価300円
実車? 解説
ストリートウインナーはホットウィールオリジナルデザインのホットドッグマシン。
名称も「STREET WINENER」とホットロッドレースの勝者である「STREET WINNER」をかけた実にホットウィールらしいネーミング。
日本人からすると「ホットドッグなのになんでウインナー?」と感じるでしょうが、アメリカ英語では「HOT DOG」はウインナー単体と、パンに挟んだ日本で言うホットドッグ状態の2つの意味があるのだとか。
デザインはホットドッグがどん! とボディに乗っかった直球ながら、機械部分のディテールも徹底的にこだわったもの。
フロントスタビライザーはフライ返し、シャシーはトレイ、マフラーはソースのボトルで、トランクケースはオーブンという念の入れ用。
ホットドッグは19世紀にヨーロッパからの移民とともにアメリカへと伝わりました。
その後はアメリカ人好みの手軽なファーストフードとして、ハンバーガーに並ぶ国民食として親しまれています。
きっとアメリカ黄金時代、思い思いのカスタムホットロッドを持ち寄った草レースの傍らには見物客目当てのホットドッグスタンドが立ち並び、ホットドッグを食べながらホットロッドレースを観戦する光景がアメリカのいたるところで見られたのでしょう。
ホットロッドとホットドッグ。
ストリートウインナーは単なる面白謎車などではなく、アメリカらしい文化を凝縮させた、実にホットウィールらしいホットウィールなんですね。
購入日記
10月に入ってめっきり寒くなりましたね。
最近は雨続きで、週末の土日も雨雨雨。
でも天気がどうだろうと関係なく子どもたちのエネルギーは溜まります。
外だと二人楽しく遊べても、家の中にずっといると玩具を取り合って戦争を始めるんですよね。
息子が作るトミカのコースを娘が破壊する、を3回くらいくりかえした段階で言い聞かせるのも限界に。
これはもうどっちかを連れて出かけるしかないな……と思ったとき!!!
奥さんから息子と一緒に出かけてきていいよ、とお許しが出たので息子をイオン大井店まで連れて行くことに。
もちろん雨なので徒歩と電車で。
また成長したからか、以前雨の日に息子と一緒に出かけたときよりも、ずっとスムーズに移動できました。
5日合わなければ男は別人、みたいなことわざもありますが、子供の成長っていうのはふとした瞬間に感じますね~♪
イオンでは珍しく息子はホットウィールを即決せず、どれにしようかな? と手にとっては戻すを繰り返し。
決め兼ねているようだったので、ギミックつきのがいいだろう、と「このホットウィールは押すとエンジンがカタカタいいながら左右に揺れるんだよ」とクレイトレーサーを推薦。
息子も同意したので、私はNEWアイテムとして目をつけていたストリートウインナーを手に取り、二人仲良く213円にて購入したわけです。
手で押すとエンジンが左右にカタカタ揺れながら走ります。
「クレイト」とは木箱のことで、その名の通り荷台は木箱風の造形。
息子としてはもっと音が鳴ると思っていたらしく、「ぜんぜんかたかたいわないじゃん!!!」と怒られましたが、ずっと押して遊んでいたので気に入ってはいる様子。
エンジンパーツがホットウィールの中でもかなり大きく、かつギミックの都合上ディテールが潰れている部分がほとんどなく分離も簡単なので、カスタムするときのエンジン供給元としてかなり優れたモデルです。
カスタム好きなら、一台くらいはパーツ取り用にストックしておくと便利かも。
実車解説
全長 75㎜
全幅 30㎜
全高 23㎜
実車の存在しないホットウィールオリジナルデザインの謎車なので正確なスケールはわからないので、ホットウィール標準の1/64スケールとしておきます。
先の解説の通りホットドッグをモチーフとしたホットロッドマシンで、デザインはリュウ・アサダ氏によるもの。
ついついホットドッグと調理器具に視線が集中しがちですが、なにげにエンジンの造形が非常に秀逸で、ギアをつなぐベルトや小さいながら彫りのふかいディテールのエキマニ周辺、ここまでネタに走っておきながら本物の車に忠実なオイルパンなど、しっかり自動車しているのはさすがホットウィールというところ。
このモデルは2017年のベーシックモデルとしてセグメント「HW CITY WORKS」にラインナップされたもの。
ボディのホットドッグはウインナーとパンは別パーツで、ウインナーにはマスタードとケチャップのタンポ印刷が。
これはアメリカ流ホットドッグの最もベーシックな味付けで、このあたりのこだわりはホットウィールらしいところ。
オーブンを模した? というよりまんななトランクケースはブラックのプラスチック製。
シャシーはシルバーでペイントされたダイキャスト製で、トレイにあたるボディサイドにはホットウィールのロゴと「HOT DOG」の文字がタンポ印刷で入ります。
タイヤはホイールがイエロー、ゴムがグリーンの「5SP(ファイブ・スポーク)ホイール」を装着。
共用品として大きなデザインの変更ができないタイヤですが、色の調整でピクルスに見せてくるとは!!!
5SPを選んだのも形状がピクルスの切断面に一番似ているからでしょう。
タイヤまでホットドッグとは、ここまでくると感心を通り越して感動を覚えますね。
STRRT
WINER ™
©2017 Mattel DTX19
K22 Hot Wheels
1186 MJ,1,NL
made in
Malaysia
と刻印されています。
ホットウィールのベーシックカーなのでマレーシア製ですね。
ギミックの解説
本場のホットドッグは回転式のオーブンで大量に調理されることが多いとのことですが、ま、車に積む(積むのか?)ならこれくらいのサイズがちょうどいいのかも。
おわりに
というわけで213台目のコレクション、ストリートウインナーでした♪
ホットウィールのニューモデルが発売されるたびに「こんなカラーで欲しいな」「あの仕様でほしいな」と夢が広がるんですが、このモデルほどバリエーションが読みにくいモデルって無いと思います。
「スーパークロームス」で全身メッキになったり、「エックスレイサーズ」でスケスケになったり。
蓄光素材で夜光るウインナーとかも不気味で良さげな予感が。
ちなみにウインナーのホットウィールはこれが初めてではなく、ハリー・ブラッドレイデザインの「オスカーメイヤー・ウインナーモービル」という大先輩が存在します。
これは謎車ではなく実車を立体化したもので、ウインナー会社のオスカーメイヤーが広告用に製作した自動車。
でっかいウインナーが小さい車体にどどん! と乗っかったデザインで、1993年の登場以降何度もリリースされているので、手に入れたらぜひともストリートウインナーの隣に並べて飾りたいですね。
トミカでもハンバーガーカーやフライドポテトカーなんかがありますが、車と食べ物っていうのは意外と相性がいいのかも?
こうなると「寿司ホットウィール」のホットタブなんかも欲しくなってきました。
そのうち食べ物系ミニカーをずらっと並べて楽しみたいですね♪
【コレクション台数 213台】
【コレクション使用額 73339円】
コメント