【Hot Wheels ROLLER TOASTER™ 2017‐70/365 LEGENDS OF SPEED™ 4/10】
実車?解説!
ローラートースターはホットウィールオリジナルデザインのトースター。
ところでみなさん、トースターの歴史ってご存知ですか?
トースターを発明したのはエジソンだ!!! とよく言われていますが、簡単な電気式のトースターはエジソン以前にも製作され、販売されていました。
エジソンが偉大だったのは、トースターを一般家庭に普及させたことです。
エジソンは成功の理由についてインタビューを受けるとき、必ず「私は朝、昼、夜と一日3回食事をとっているからだ」と答えました。
当時のアメリカは一日2食(昼・夜)の食事が一般的で、朝食を摂る習慣は一般的ではありませんでした。
考えてみてください。
今でこそボタン一つでご飯が炊き上がったり、パンが焼けたりしますが、当時便利な家電なんてなにもありません。
当時、アメリカの女性は一日中家事に従事しており、朝の早い時間に家族全員に食べさせる食事を用意することは非常に困難でした。
そこでエジソンは考えました。
「朝食事を摂る習慣を作れば、朝食を作るための機械が売れるに違いない」というわけです。
こうしてアメリカンドリームを追い求める人々はこぞってトースターを購入し、「Breakfast」という概念がアメリカに誕生したのです。
エジソンは発明王と呼ばれていますが、ニコラ・テスラのような天才肌ではなく損得の計算が上手い実業家でした。
強力な送電網を整備し、そこを通じて電気と電気を消費する機械を売ることで、アメリカ最大の電機企業であるゼネラル・エレクトリックを築き上げたのです。
…… といつの間にかトースターの解説からエジソンの伝記になってましたね。
ローラートースターのようなポップアップ式のトースターは1919年に登場しました。
現在よく知られるような丸っこいデザインとなったのは1924年ごろに発売されたアメリカのサンビーム社のトースターが起源のようです。
日本では元々それほどパンを食べる習慣が無いことからアメリカほど普及せず、オーブントースターの登場によりシェアを減らし続け、ポップアップ式トースターは1980年台にはほぼ姿を消しています。
アメリカでは現在も現役で、ちょうど大恐慌直前の好景気時代(フィッツジェラルドのグレート・ギャッツビーの時代)に普及したこともあり、黄金時代を連想させるノスタルジックなアイテムという意味付けもあるようです・
購入日記!
「いおんおおいてんのちかくにあるじどうかんにいきたい」ということだったのでふじみ野市大井総合支所の児童館へ。
ふじみ野市の児童館はどこも綺麗で広々としていて、子供を遊ばせるにはすんごくいい場所なんですよ。
息子としては子供用のカートで遊びたかったようなんですが、休日は使用禁止でがっくりきてました。
仕方がないので一緒に新幹線のDVDを見ていたんですが、15分くらいで飽きてあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
「いおんおおいてんであいすたべたい」としょぼんとつぶやき出したので仕方ない、と自転車に乗せるとコロッとモードを切り替えて大はしゃぎ。
子供って現金や……
イオン大井店ではイースターいうことで小学生以下限定の無料お菓子詰め合わせイベントが開催されており、そこで貰ったうまい棒を息子に食べさせて機嫌をとってからホットウィールコーナーへ向かいます。
ホットウィールコーナーは最近在庫が増えすぎてパッツンパッツンだったのが商品をグっと減らしてスッキリと整理されて見やすくなってました。
消えたホットウィールはどこにいったんだろうな~ と行き先を怪しみつつ、ローラートースターを214円にて購入したわけです。
英語のスラングで仲間を意味する「ドッジ」と巨大で凄いものを表す「ジラ」を組み合わせたネーミングで、意訳すると「すごくでっかい仲間」というところでしょうか。
実際シートのサイズから逆算すると、もしドッジラが実在するなら10メートルを超えることは確実!!!
これは鉱山用ダンプカーを超える大きさなので、まさしくゴジラみたいな車なんです。
さりげなくとんでもないモデルを出すのがホットウィールらしくてグッドですね。
クリアーパーツがパープルのモデルが出たら、ボディをマットブラックに塗って「シン・ドッジラ」とか作ると楽しいかも(笑)
商品解説!
全幅 30.3㎜
全高 40㎜
これは車なのか、それとも車型のトースターなのか?
とりあえずホットウィールなのでホットウィール標準スケールの1/64としておきますが、もしトースターだった場合、パンのサイズから逆算すると1/4スケールくらいでしょう。
ローラートースターは2017年のベーシックカーとして、セグメント「LEGENDS OF SPEED」でデビューしたモデル。
デザインはリュウ・アサダ氏によるもの。
リュウ氏のブログによると、なんでもル・マン24時間耐久レースを見ているときにアイディアを思いついたとか……
名前、見た目通りとことんトースターにこだわったデザインとなっています。
ボディはメタリックブルーのプラスチック製ですが、ウェルドも少なく高品質な仕上がり。
タンポも凝っていて、ローラートースターのロゴのみならず、トースターらしく下からパンを焼くかのようなフレイムスが入っているのも見逃せません。
ヘッドライトはタイマーのツマミとなっており、左右で角度が違うコダワリっぷり。
ボディ左側面にはコンセントがついており、ルーフにはパンが飛び出す穴が空いています。
パンとレバーは軟質樹脂製。
パンはトースターで焼いたパンの特徴をしっかり捉えて焼き目の部分がふくらむようにヒケが出るように厚みが調整されていたり、レバーがリヤスポイラーとして処理されているのも素晴らしい。
フロントウインドウはクリアーレッド成型のプラパーツで、赤熱するトースターの覗き窓をイメージ。
シャシーは無塗装ZAMAC仕上げのダイキャスト製。
ホイールはイエローでペイントされた「5SP(ファイブ・スポーク・)ホイール」を装着しています。
Roller Toaster™
©2016 Mattel
Hot Wheels J45
1186 MJ,l,NL
made in Malaysia
と刻印されています。
ホットウィールのベーシックカーなのでマレーシア製ですね。
このあたりは本物のトースターとは逆ですね(笑)
おわりに
というわけで191台目のコレクション、ローラートースターでした。
最近は謎車らしい謎車をあまり買ってなかったんですが、久々にこういうモデルを手にとってみると楽しいですね♪
どうしても買い逃すと二度と手に入らない実車系モデルが優先になっちゃいがちですが、おふざけ系モデルもたくさん揃えたいものです。
今思いついたんですけど、これ分解してパンを切り取ればパンがないトースターのみの状態にカスタムできる!!! …… ってあまり意味ないですね(笑)
【コレクション台数 191台】
【コレクション使用額 65237円】
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