【Hot Wheels FERRARI250 1996‐452】
マテル製 販売元バンダイ 税抜き定価300円
実車解説
フェラーリ250と一括りにしてしまうと当てはまる車種が大変多くなってしまいますが、ホットウィールが立体化したのは250の中でも「250TR」と呼ばれる1958~62年にかけて作られたモデルです。
形状的には最初期に製作された1958年型をモデライズしています。
1958年のスポーツカー世界選手権からレギュレーションの変更によりエンジンの排気量が3000ccに制限されたことにより、新しいエンジンを開発する必要に迫られたフェラーリにより生み出されたのがこの250TRです。
「250」はフェラーリ伝統の命名法でエンジン一気筒あたりの排気量を表します。
250TRは12気筒エンジンなので、250×12=3000というわけですね。
250TRはエンジンの開発中に旧式エンジンとの区別のためカムカバーを赤く塗装しており、そこから「TestaRossa(赤の筆頭)」とネーミングされることになったのです。
後のフェラーリテスタロッサも、フェイト・テスタロッサもこの250TRがネーミングソースとなわけです( 私的にはサイレンラルゴタイプとか思い浮かべちゃうんですけどね)。
デビューした当初は初期不良に悩まされるものの、最終モデルである62年型はルマン24時間レースで優勝するなど華々しい成果を残しました。
250TRは市販車型19台とフェラーリがレースに使用した15台の計34台が生産され、現在ではその伝説的な活躍と希少価値が相まって価格が急高騰。
オークションで12億円で落札されるなど世界でもっとも高額な車の一台となり、もはや車というよりも芸術品として取引される至高の一台となっています。
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購入日記
土曜日は息子と一緒に出かける日というのが定番になってきました。
今日息子が指定したのはなぜか鶴ヶ島駅。
先週おじいちゃんの家から帰ってくるとき、何故か気になったみたいで。
毎日のように「やすみになったらつるがしまにいきたい」とずっと言ってたんです。
いつもなら二人で出かけますが、出発の直前になって息子がみんなでいきたいと言うので久々に奥さんと娘も一緒に家族全員で出かけることになりました。
鶴ヶ島にはすぐ到着しましたが、はじめて降りる駅なのでどこにいったらいいのかまったくわからず(笑)
グーグルマップで付近を調べてみると…… ちょっと遠くでしたが水のある大きな公園を発見!!!
家族全員でてくてく歩いて御伊勢塚公園に到着です。
で、この公園がすっごくいいんです。
真ん中におおきな池があり、景観は抜群。
芝生の広場やアスレチックなどもあり、子供を遊ばせるには最適の構成なんです。
とりあえず隣りにあるスーパーマーケットでパンと飲み物を買い込み、逆側から戻ってくると公園の入り口でフリーマーケットをしているのが目に入りました。
こういうところって掘り出し物があるんだよな~ と売り物をチェックしていると……
おおっと!!! ボロボロのトミカに混じってすんごくキレイな状態のホットウィールらしきミニカーを発見!!!
手にとってみるとなんとフェラーリ250で、キズやチップも無い美品。
売ってたオクサマに話値段を聞くと驚愕の50円!!!
すぐ買いますと即座に購入。
話しを聞くと子供用に購入したものの、ほとんど遊ばずホコリを被ってたみたいで。
末永く大切にしますと伝え、大事にカバンに入れました♪
リアのクレーンアームが可動します。
こちらも同じオクサマから50円で購入したもの。
チップは多少ありますが、他のミニカーに比べると抜群に美品だったので息子に推薦したところ気に入ってくれたみたいで。
息子も公園で楽しく遊んではいたのですが、鶴ヶ島には玩具屋が無かったのがショックだったみたいで帰りに文句言ってました(笑)
商品解説
全長72.8㎜
全幅27㎜
全高19.2㎜
実車の全長が3959㎜なので、計測すると正確な縮尺は1/54スケールとなります。
フェラーリ250は1990年に金型が製作され、1991年のホットウィール通常商品として販売が始まったモデル。
マテルがフェラーリと独占契約していた時代は1999~2015年なので、このモデルはそれ以前に製作されたモデルということになりますね。
少ないパーツ数ながら、250TRの特徴であるポンツーン・フェンダーから繋がるボディの曲面を非常に上手くとらえた造形となっています。
このモデルは1996年に一般流通品として販売されたモデル。
今で言うベーシックカーに相当するシリーズです。
ダイキャスト製ボディは深みのあるメタリックグリーンでのペイント。
フロントにはフェラーリの証である跳ね馬のエンブレムがタンポ印刷されており、ズレや欠けのない素晴らしい仕上がり。
リアのナンバープレート部には「Hot Wheels」のロゴが白地に赤で入っています。
クリアー層も厚めで、光沢もしっとり艷やかであるのも高評価なポイントです。
シャシーはボディのカラーリングに合わせたメタリックグリーンのプラスチックで成型されており、一見するとシャシーまで全部ペイント済みのモデルに見えるくらい違和感がありません。
ヘッドライトは嬉しいことにクリアーパーツでの再現。
ウインドシールドも色味の無い純粋なクリアーで、ファクトリーストックが似合うフェラーリには嬉しい配色です。
各クリアーパーツはちょっと黄変していますが、実車もプラスチックのライトカバーは時が経つと黄変するのでヴィンテージカーらしくてむしろいいと思うのは私だけでしょうか?
インテリアは高級車らしい、ライトブラウンのプラパーツでの再現。
エグゾーストパイプはフロントグリルとつながっており、クロームメッキされた別パーツとなっています。
ホイールは「5DOT(ファイブ・ドット・ホイール)」を装着。
これは5つ穴が開いているホイールという意味で、最近は見かけませんが2000年以前のモデルにはかなり使われていました。
なにげに私も5DOTホイールを履いたモデルを購入するのは初めてだったりします。
ちなみにこのフェラーリ250には他にも5SPホイールと7SPホイールを履いたバリエーションが確認されています。
ホットウィールは同じモデルでも細かい部分が違うバリエーションがあるので、そこまでチェックして集めている人は本当に尊敬します。
Hot Wheels®
©MATTEL INC.1990
MALAYSIA
と刻印されています。
ベーシックカーに相当するアイテムなのでマレーシア製ですね。
ホットウィールのフェラーリは4台目ですが、マレーシア製の商品はなにげに初めてです。
並べてみた
2001年に発売されたシルバーの250TRとの記念撮影。
2001年モデルはシャシーもダイキャスト製で、製造国は高品質揃いの中国と大当たりな一品なのですが、カラーリングやクロームメッキされたエグゾーストと相まって今回のモデルのほうが見た目豪華に見えるのは気のせいでしょうか?
フェラーリ250も人気モデルでバリエーションも非常に多いのでコンプリートは難しそうですが、あと欲しいとなるとレッドとイエローのモデル、あと2009年のミステリーカーで販売されたブラックのモデルが猛烈に格好いいのでいつか欲しいですね♪
おわりに
というわけで202台目のコレクション、フェラーリ250でした♪
フリマで掘り出し物ゲット!!! の伝説は今まで何度も聞いたことがありましたが、いざ自分が体験すると嬉しいものですね♪
キズひとつつけず、大事に保管してくれていた以前の持ち主には感謝感謝ですね♪
ま、それはそれでチップだらけでもカスタム用にするので塗装を剥ぐときに心が痛まなくてすむのですが(笑)
フリーマーケット散策にハマっちゃいそうです♪
【コレクション台数 202台】
【コレクション使用額 69953円】
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