【Hot Wheels PILEDRIVER™ 2017-209/365 HW DAREDEVILS™ 10/10】
マテル製 税抜き定価300円
実車?解説
パイルドライバーはホットウィールオリジナルデザインのマッスルカー。
2005年に展開された「ホットウィール アクセルレーサーズ」の一台として発売されました。
「アクセルレーサーズ」は個性豊かなキャラクターたちがそれぞれホットウィールに乗ってレースをする、というストーリー仕立てがウリのサイドラインで、アクセルレーサーズで登場したモデルは後に多くがベーシックカー入りを果たしました。
パイルドライバーはガチムチのおっさんレスラーであるディーゼル ポークチョップ リッグスがセカンドカーとして搭乗するホットウィール。
Hot Wheels ACCELRACERS Wiki DIESEL POKECHOP RIGGS
「ポークチョップ」とはアメリカでは有色人種のレスラーたち使うネーミング。
彼らの郷土料理を作るための骨付き豚肉を表し、アフリカ系アメリカ人のアイデンティティを強調するために「ポークチョップ」というリングネームをつけるレスラーが多いんです。
と、いいつつもディーゼル ポークチョップ リッグスはどう見ても白人に見えるのですが、そこはホットウィールの世界というところなのでしょう。
「パイルドライバー」という名称もプロレスの必殺技である「パイルドライバー」から付けられています。
ホットウィールらしい1960年代後半から1970年代前半のアメリカンマッスルカー風のボディに、ボンネットを取り払って巨大なV8ツインターボエンジンを搭載。
出力は430馬力で、比較的現実的な数値。
ある意味実車の構造に精通したデザイナーが送り出すホットウィールらしい設定ですね。
ルーフは取り払われてロールケージに。ビス止めのワイドフェンダーがレスラーらしい荒々しさをデザイン的に強調しています。
デザインはテリー・チョイ氏によるもの。
デザインはかなり実車寄り、ディテールもしっかりしており、サイズも大柄なのでベーシックカーの謎車としては非常に満足度の高い一台です。
購入日記
息子とイオン大井店に行ってきました♪
いつもは自転車で行くのですが、今日は電車でのお出かけ。
息子と出かけている間、奥さんが一歳7ヶ月の娘を見てくれているのですが、娘はベビーカーに乗りたがらず、遊びからの帰りは帰りたくないと暴れるので迅速に移動できる自転車は必須アイテムなんです。
なので自転車の前カゴに乗りたがる息子をなんとか説得し、電車でいくことを了承させたわけです。
イオンに到着したら早速ホットウィールコーナーへ。
息子がホットウィールを選ぶときは、即決するかめちゃくちゃ迷うかの両極端なのですが、今日はめちゃくちゃ迷う日みたいで。
あれでもない、これでもない、これは本物がある車? あ、この車は僕持ってる!!! と30分くらい迷った末、やっと決めてくれました。
私はどうしようかな~ と悩んでいたら、「これ、ぼくのににてるからこれにしなよ」と謎車のパイルドライバーをポンっ、と渡されました。
え~ お父さんも本物がある車がいいなあ~ と最初は拒否しましたが許してもらえず、仕方なく215円で購入し、お昼を食べに1階のマクドナルドコーナーへと向かったわけです。
息子が購入したのはレッドライナーズのコルベットレーサー。
3台目コルベットのレーシングカー仕様で、ボディ&シャシーはダイキャスト、リアルライダー履きのコレクティブルシリーズです。
当然値段も高いわけで…… まあたまにだからいいかなと。
息子が「これはすなばであそんでもいいホットウィールなんだよ」とか言い出したので、
「これは高い大人むけのホットウィールだから砂場で遊ぶのは勿体無いから止めなさい!!!」
と必死に説得することに……
商品解説
全長 78㎜
全幅 30㎜
全高 22㎜
実車の存在しない、ホットウィールオリジナルデザインの車なので、ホットウィール標準スケールの1/64としておきます。
といっても1/64で78㎜だと、実車は4992㎜とほぼ5メートル近いので、相当の大型車となりそうです。
パイルドライバーはサイドライン「Hot Wheels AccelRacers 」 の第二弾として2005年に販売が始まったモデル。
このアクセルレーサーズというシリーズ、よくよく調べてみるとお馴染みの謎車がずらりと並んでおり、このシリーズがデビューだったんだな~ と最近ホットウィールを集めだした私としては感慨深いですね。
特にRDシリーズには驚かされました。
Hot Wheels wiki 2005 AccelRacers
8とか10をお店で見かけたことはありましたが、まさか1から10まであったとは…… こうして知ってしまうと全種揃えたくなりますね。
話が逸れました。
このモデルは2017年のベーシックカーとしてセグメント「HW DAREDEVILS」にラインナップされたもの。
パイルドライバーは2014年に金型改修されており、それまでシャシーと一体でダイキャスト製だったシートの左右につくスーパーチャージャーの吸気口がプラスチック製になっています。
大柄なボディはイエローのプラスチック成型。
オーバーフェンダーやコクピット周りのリベットやボディラインはホットウィールとしてはかなりシャープな成型。
赤いプラスチックで成型されたエンジンとインテリアは一体成型ながら、これまたディテールは非常に良好。
ロールバーは破損を防ぐ都合上太めですが、車体自体がかなり大きめなのでそれほど気になりません。
シャシーはダイキャスト製で、フロントグリルとライト部分がシャシー側にセットされており、車の顔であるフロント部分がしっかり色分けされる構造になっているのも嬉しいところ。
ホイールはリムがグレーでペイントされた「OH-5(オープン・ファイブスポーク・ホイール)」を装着しています。
mede in
Malaysia
Hot Wheels
K07
©2014 Mattel
Pildriver™
1186 MJ,1,NL
と刻印されています。
ホットウィールのベーシックカーなのでマレーシア製ですね。
並べてみる
思い切りレーシングカーなのですが、なんとなくカラーリングが工具っぽい? ので電ノコ搭載の危険ホットウィールの代名詞、バザークと並べてみました。
【Hot Wheels BUZZERK™ 2011-28/244 HW PREMIERE™ 28/50】
思えばこのバザークを買ってたあたりはホットウィールの知識がほとんど無く、どんな謎車を見ても新鮮に見えてたっけ…… 初心を忘れず、実車ばかりに気を取られず、謎車の良さをもっと吟味できるように精進したいですね。
というわけで217台目のコレクション、パイルドライバーでした。
息子にポン、と渡されたときは外れかな? と思っていましたが、まさかの大当たりでしたね。
このパイルドライバー、ちょっと眺めると解りますが、カスタムベースとして最良の構成なんです。
大柄で、塗装映えするシャープなディテールがほどこされたボディ。
ボンネットが無いので、他のホットウィールからいくらでもエンジンを移植可能。
ルーフも無いので、ロールケージを取り払えばインテリアもいろんなホットウィールから持ってこれますし、極端な話、たまに本場のホットロッドで見かけるフロント、ミッド共にエンジンを積むツインエンジン車への改造だって簡単にできます。
まさにカスタムベースとして生まれてきたと言っても過言では無い一台ではないでしょうか?
もう一台手に入ったら、久しぶりにカスタムにチャレンジしてみたいですね。
こういう大当たりがあるから、謎車を息子にチョイスさせる「謎車ロシアンルーレット」はやめられませんね(笑)
【コレクション台数 217台】
【コレクション使用額 75853円】
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