【HOTWHEELS FIAT500C 2008 196–160TEAM DRAG RACING 4/4】
マテル製 税抜き定価300円
実車解説
フィアット500はイタリアの自動車メーカー、フィアットが製造販売していた小型乗用車。
今でも町を歩いていると、一番よく見かけるイタリア車っていえばフィアット500ですよね?
実はフィアット500には3種類ありまして、現行モデルは3代目。
ルパン三世が乗っているフィアット500が2代目。
そして1936年から1955年にかけて製造された初代フィアット500。
ホットウィールが立体化したのはこの中でも初代フィアット500なのです。
初代モデルはその丸っこい、鼻が突き出したスタイルから「トッポリーノ」と呼ばれ親しまれました。
「トッポリーノ」というのは「ネズミ」という意味ですが、イタリアではミッキーマウスのことを「トッポリーノ」と呼ぶので「ミッキーマウスな車」というイメージが現地では強かったようです。
ディズニーピクサー映画「カーズ2」でもメーターと喧嘩をしたマックイーンがイタリアで友情について相談をしている相手がまさにこのフィアット500そのものの「トッポリーノおじさん」でしたから、車の来歴を知っている人からするとニヤリとするポイントですよね。
初代フィアット500は大衆にも車を、という意向で開発され、当時の最新技術を詰め込んだ結果値段は高くなったもののそれでも他の車に比べて格段に安く、19年間に50万台が生産されました。
戦時中には軍用車として使われたり、フランスではフィアット傘下の自動車メーカー、シムカでも生産されるなどイタリアという国境の枠を超え、様々な国や場所で活躍しました。
2代目も3代目も車の系統でいえば初代フィアット500とは全く違うのですが、フィアット側としても「これは売りたい!」という小型自動車があれば「500」として売り出し、初代から続く「可愛らしい大衆車」としてのイメージをすごく大切にしているわけなんです。
現行のフィアット500が発売されてかなり経ちましたが、次はいかなる新しいフィアット500が誕生するのか?
偉大な初代の存在というのはいつの時代でも素晴らしいものですね♪
購入日記
このフィアット500Cを買ったのは2019年の2月3日なのでその辺りの気分になって読んで見てくささいね♪
「僕はマジョレットミニカーが欲しいんだよ」
ホットウィール派の息子が珍しくマジョレットに限定して欲しいと言い出しました。
「いいけど、なんでマジョレット?」
「ガムついてるから」
「ガム?」
「ガムはうまい」
そういえばこの前マジョレットミニカーについていたガムを一気に息子にあげたら喜んでいたっけ…
というわけで息子を自転車の後ろに乗せ、いざ魔女狩りへとレッツゴー!
息子と相談し、すぐに買うと面白く無いから自転車で行ける距離にあるマジョレット売ってるスーパーを徹底的にハシゴしよう!ということに。
まずは1件目。近所のスーパーサミットに行き、マジョレットコーナーを見聞。
最近カードが入るようになってからはマジョレットの流通数が増えたのか、豊富な在庫に目が移ります。
「ほら!このビートルとか結構いいモデルだよ」
「お父さん、次の店に行こう」
と息子は冷静そのもの。
ヤオコーやコープ、諸々マジョレットを扱っているお店に行っては見て次の店へ、と5回くらい繰り返していると気がつけばふじみ野のハードオフのすぐ近くまできていたことの気がついたので、
「息子、中古のおもちゃがいっぱい売ってるハードオフに行ってみようよ」
「そこマジョレットミニカーある?」
「マジョレットもあるよ。でもその店で買ったマジョレットのガムは食べたらダメだよ」
「なんで?」
「賞味期限が切れてるから」
「えー」
「じゃあやめとく?」
「行く!!!」
とハードオフふじみ野店へ。
ここは中古のホットウィールの品揃えが良く、息子も普段見られない「昔のホットウィール」に釘付け。
私ももちろん一緒に眺めていたら……!?
おおっと!ホットウィール大図鑑を見て以来ずっと欲しかったフィアット500Cがデデンとぶら下がっているではありませんか!!!
「お父さんこれにするから」
と手に取ると息子は
「じゃあ僕もこのレーシングカーのビートルにする!」
と言って色違いのフィアット500Cを持ってきました。
お互いの利害が一致し、一台216円にて購入したわけです。
青い方が息子のフィアット。
家に帰ってきて一緒に並べていると息子が
「お父さんの方がエンジンキラキラだしこっちが良かった」
「いや息子、ほら黒いエンジンとか渋くていいじゃん。ボディもマット仕上げだし。この時代のマット仕上げのホットウィールって珍しいんだよ」
「人気あるってこと?」
「人気あるってこと!」
「マジで!すげー!!!俺お父さんのよりすごい〜♪ 羨ましいでしょ?」
と納得しておりました(笑)
6面図
商品解説
全長 68.3mm(ウイング抜きボディのみ61.5mm)
全幅 30mm
全高 31mm
実車の全長が3245mmなので、計測すると正確なスケールは1/52スケールとなります。
ホットウィールのフィアット500Cは1999年のベーシックカーとして販売が始まったモデル。
商品名は「FIAT500C」となっていますが、実際は後期型のCではなく、初期型のAもしくはB型がモチーフとなっています。フロントグリルの形が全然違うのでこれは一目瞭然なんですが…
デザインはフィル・リールマン氏によるもので、フィアット500をなんとドラッグレーサーへと大改造。
でっかいエンジンにコクピットのカゴと繋がったリアウイング、ドラッグマシンらしく車体の中心にセットされたシートにハンドルとここまでくるとフィアット500の部分なんてボディしか残っていないんじゃ無いか? という勢いです。
ま、アメリカのドラッグマシンのボディとか消耗品みたいなものなのでこれでOKなのかもしれません。
同時期にはワッタドラッグといった同じく昔の可愛い車を魔改造ドラッグマシンとしたモデルなんかもホットウィール化されており、この時期はそういうのがブームだったのかも?
このモデルは2008年のベーシックカーとしてセグメント「TEAM DRAG RACING」にラインナップされたもの。
ダイキャスト製ボディはきめ細かいメタリックレッドでペイントされ、イエローのピンストライプがタンポ印刷で入ります。
エンジン、エグゾーストパイプは輝きの強いクロームメッキされており、何気にフロントウインドウもメッキパーツと一体化されているのですが、正面にでっかいスーパーチャージャーがついているからかクリアーパーツじゃなくても全然気になりません。
シャシーはダイキャスト地むき出しのZAMAC仕上げ。
この時代のホットウィールはシャシー&ボディが両方ダイキャストなベーシックカーが多いので本当に得した気持ちになりますね〜
ホイールはゴールドメッキされた5SPホイールを履いています。
車体裏には
HotWheels®︎
FIAT 500 C
©️1999 MJ
MALAYSIA
と刻印されています。
ホットウィールのベーシックモデルなのでマレーシア製ですね。
このモデルの見どころは何と言っても切り取られたルーフから覗くコクピット周り。
真ん中に設置されたレーシング用シートや、丸型では無い楕円形のハンドルなど「さすが!」と思わせるポイントばかり。
中からメカが見えるって男の子のロマンですよね〜♪
終わりに
というわけで248台目のコレクション、フィアット500Cでした♪
マジョレットミニカーを買いに行っても、結局ホットウィールを買ってしまう……
これが我々親子のサガなのかもしれません(笑)
でも、最近のマジョレットミニカーって出来がよりUPしましたよね。
カードが入るようになったあたりから、以前はすごく個体差の大きかった塗装のバラツキが減りました。
元々形だけは3インチミニカーの中では屈指の出来栄えでしたから、弱点であったペイントが無くなった結果、ある意味最強と言ってもいいんじゃ無いでしょうか?
なのでここではまだ紹介していないんですが、一人で散歩に出かけたついでに買ったまだ開けて無いマジョレットが10台ぐらいあるんですよ(笑)
どうしてもホットウィール!!!がメインなのでそちらに偏りがちですが、マジョレットもちょくちょく紹介してきたいと思います♪
【コレクション台数 248台】
【コレクション使用額 96615円】
コメント