【TOMICA PREMIUM 07 VOLKSWAGEN TYPE Ⅱ】
タカラトミー製 定価800円
実車解説!
フォルクスワーゲンタイプⅡ T1はドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが1950~67年までの17年間生産していた商用車。
汎用性の高かったフォルクスワーゲンビートルのシャシーにワンボックスボディを架装したタイプⅡは価格の安さと機械的信頼性、使い勝手の良さでまたたく間に大ヒットとなり、ヨーロッパとアメリカでセールスを伸ばしまします。
バン、マイクロバス、ピックアップトラックなど数々のバリエーションがあり、ビートルと並んでフォルクスワーゲン勃興基の礎を築いた一台となりました。
T1は歴代タイプの中でも特別人気が高いモデルで、安い中古車が多数出回ったこともあり、若者でも入手しやすい車として1960年台アメリカでビートルと共にヒッピー文化のアイコン的車となります。
特にその平らなボディはさまざまなアートを表現するためのキャンバスとして愛されました。
日本では「ワーゲンバス」の愛称で親しまれ、現在でも取り扱う専門店があるほどの人気を誇っています。
状態の良いT1は300~500万円の値段がついており、古い車ゆえの維持費も相まって今やちょっとした高級車となっています。
」
購入日記!
4日ぶりに奥さんの実家に泊まりました。
預かってもらっている息子と午前中は思い切り遊ぼうと思っていたのですが……
息子の手のひらに刺さったトゲが問題に。
前日遊んでいる最中どこかで刺さったみたいなんですが、朝確認するとトゲのまわりがぷっくりふくらみ、かな~り痛そうに。
心配なので朝から義理の母と一緒に病院へ。
幸い針とピンセットで簡単に取れたのでほっと一息です。
そのあとは一旦家に帰ろうか、と話していたら息子が、
「おとうさんと、りゅっくさっく、かいいくよ」
と言い出したので義理の母には一旦帰って休んでもらい、私と息子はそのまま歩いて大型ショッピングセンターへ。
途中併設されている電気屋に置かれている車型のショッピングカートに乗りたい言い出し、結局その電気屋に置いてあった4種類のカート全てに乗せるハメに。
ようやく満足し、ショッピングセンターに入ったら息子はもう玩具コーナーにしか興味が無いようで、
「りゅっくさっくかわない。とみかかいいこうよ」
とか言い出しました。
「リュックサック買ったらトミカ買いに行こうか」
と言っても
「いや!!! いますぐトミカかいいくの!!! はやくはやくはやく!」
とかワガママ言うので、
「ふ~ん。じゃ、お父さん一人でリュックサック買いにいくから。じゃあねバイバイ」
と視線を合わせずスタスタ息子を置いて早歩き。
どんなに怒られても平気な息子ですが、無視されるのは辛いようで、
「まって!いく~」
と泣きながらついて来ました。可愛い(笑)
リュックサックを買ったら息子お楽しみの玩具コーナーへ。
息子はトミカのタウンエースハンバーガーを選び、私は発売以来買おう、買おうと思いながらも機会が無かったトミカプレミアムのフォルクスワーゲンタイプⅡを864円にて親子仲良く購入したわけです。
6面図!
商品解説!
全長65.4㎜
全幅26㎜
全高31㎜
実車の全長が4280㎜なので、計測すると1/65スケールとなります。
トミカプレミアムのフォルクスワーゲンタイプはトミカプレミアム7番目の商品として2015年7月18日に発売されたモデル。
トミカプレミアムはハイターゲット層をねらったトミカのアッパーモデルです。
販売の終了したトミカリミテッドの後継として2015年にシリーズが始まりました。
あくまで従来のトミカの重塗装版であったトミカリミテッドと違い、金型は流用せず全て完全新規設計。
トミカよりも部品数を増やしてディテールに凝り、専用設計されたホイールや細かな彩色による精密感が特徴です。
子供がスタンダードラインナップのトミカを買い、一緒に来たお父さんがついつい自分用に買ってしまうことを狙った商品なわけで。
ま、トミー側の狙いはバッチリヒットしてますね(笑)
トミカプレミアムが立体化したのは初代タイプⅡ、T1トランスポーターの23ウインドウタイプのマイクロバス。
バンパーの形状から考えるとおそらく西ドイツ本国使用でしょう。
レッドとブラックのツートンで塗り分けられたボディはダイキャスト製。
8つの採光窓が並ぶルーフはプラスチック製で、キャンバス部分はフラットブラックでペイントされています。
窓ガラスはスモークがかかったクリアーパーツでの再現で、中は見えにくいですがインテリアはきっちりと再現されており、整然と並んだシートが確認できます。
ドアノブやメッキモールもしっかりとペイントされ、リアリティ抜群!!! と、いいたいところなのですが……
なぜヘッドライトとエンブレム部分のディテールが無いのでしょうか。
このコスト高の時代、タイプ2を通常販売してくれるだけありがたい話ではあるのですが、ライトは丸いもっこりがあるだけ、VWのエンブレム部分もディテール表現ではなく、丸い台座があるだけで共にタンポ印刷だけでの再現。
同じタイプⅡT1がモチーフとなっているカーズ・トミカのフィルモアではきっちりと再現されているだけに、ハイディテールがウリのトミカプレミアムでこの表現なのは極めて疑問です。
ヘッドライトとエンブレムはT1の顔ですから、今からでもいいのでこの部分を金型改修して欲しいものです。
ホイールは専用設計されたプラスチック製のものをはいています。
車体裏には
TOMICA
©TOMY
S=1/65
2015
Volkswagen
TYPEⅡ
MADE IN VIETNAM
と刻印されています。
サスペンションの可動ギミック。
トミカらしく、ほどよく沈み込みます。
というわけで95台目のコレクション、フォルクスワーゲンタイプⅡT1 23ウインドウマイクロバスでした。
トミカプレミアムのシリーズが始まったとき、おもちゃ売り場に展示されていたモリタ科学消防車の狂った(いい意味で)出来栄えに感激。
このクオリティでタイプⅡが出るなんて!!! とず~っと買おう買おうと思っていたタイプⅡをついにゲットはしましたが、この内容だとあんまりプレミアム感が無いような…… 息子が買ったハンバーガータウンエースでさえヘッドライトはクリアーパーツだったのに。
ただ、2016年のおもちゃ売り場でタイプⅡの3インチミニカーが普通に買えるというのはすごいことです。
トミカはかつてタイプⅡを通常ラインナップで販売していましたが、何十年も前で、モデルも2代目のT2でしたし。
トミカプレミアムはカウンタックやロータスヨーロッパなど現在の3インチミニカーラインナップから外れた過去の名車を発売しているので、次なにが出るのかな? というのは毎月かなり楽しみにしてます。
タイプⅡは好きな車種なので、バリエーション展開時の金型改修に期待してます。
いっそのことカーズ・トミカのフィルモアを買っちゃおうかな。
【コレクション台数 95台】
【コレクション使用額 33156円】
本業はプラモデル制作の専門家「プロモデラー」です♪
私の本業はプロモデラー、あまり馴染みの無い職業だとは思いますが、プラモデルを作る専門家です。
3歳からプラモデルを作っている経験を活かし、誰でもお手軽にプラモ製作を楽しめるものから「いや、これ無理でしょ」みたいなマニアックなものまで。
プラモデルを思い切り楽しむための本「ガンプラ凄技テクニック」シリーズを多数執筆しております。
このブログを読んでいる、ミニカーコレクションの沼にハマったアナタならついでにプラモ沼にズッポリ頭までハマってもきっと……いや、必ず楽しみまくれるはずです!
こちらのブログでプラモデルの制作テクニックを解説しておりますので、ぜひ林哲平ワールドを堪能してみてくださいね♪
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