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【Hot Wheels(ホットウィール)】デオラ® 2002-122 

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 【Hot Wheels DEORA® 2002-122】
 
 マテル製 販売元バンダイ 税抜き定価300円

目次

実車解説!

 ダッジ デオラは1965年にアメリカで製作されたコンセプトカー。

 フォルクスワーゲンタイプ2のヒットを受けて開発されたコンパクトバンであるダッジA100がベースとなっており、デトロイド在住のカスタムカービルダー、ハリー・アレキサンダーとマイク・アレキサンダーの兄弟によって製作されました。

 デザインは後に初代ホットウィールのデザイナーとなるハリー・ブラッドレイによるもの。

 バックハッチは1960年型フォード ステーションワゴンを改造したもので、エンジンは直列6気筒を搭載。

 一見デオラにはドアが無いように見えますが、車体正面のフロントウインドウが上に開き、フロントのパネルが回転して乗り込むという奇想天外な搭乗方法となっています。

 当時としては未来的なデザインのデオラは高く評価され、1967年にカスタムカーのイベント「デトロイド・オートラマ」で最も優れたカスタムカーに送られるリドラー賞を受賞しました。

 その人気は相当のもので、プラモデルメーカーのAMTから1/25キットが発売されたり、ホットウィール最初の16台のうちの一台に選ばれるなど商品化にも恵まれています。

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購入日記!

 またまた川越駅前の耳鼻科まで行ってきました。

 三日前に左耳が詰まってしまい、治療してもらいに行ったのはいいものの、詰まった耳垢が凝固して取れないので毎日目薬ならぬ耳薬をさして耳垢をやわらかくしてきたわけです。

 吸ってもらうと、ズズズ~と耳の奥から脳みそまで吸いだされそうなくらいにたくさん出でびっくり。

 耳が詰まるのは4回目ですが、史上最高記録かもしれません。

 サッパリしたあとは当然のごとくオビツ屋でホットウィール漁り。

 今回はなんにしようかな~とサーチしているとデオラを発見!!!

 デオラといえばホットウィール始まりの16台に選ばれた一台。

 すかさず店主のおじさんに324円支払い、喜びを噛み締め帰宅したわけです。

6面図!

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商品解説!

 全長72.8㎜

 全幅28.5㎜

 全高20.5㎜

 実車の全長がわからないので正確なスケールはわかりませんが、ベースとなったダッジA100ピックアップの全長は4343㎜。

 あきらかにそれより大きいのでだいたい5メートル前後だと仮定すると、正確なスケールはだいたい1/64~68くらいでしょうか。

 ホットウィールファンならばご存知の通り、デオラは「ORIGINAL 16」とよばれる1968年に発売されたホットウィール最初の16台の一台に選ばれたモデル。

 最初から大量生産することが決定していたホットウィールはアメリカと香港と2カ国の工場で生産されており、同じモデルでも金型の違うので形状が変わってきます。

 特にデオラはアメリカ版と香港版との差異が大きく、アメリカ版はフロントの搭乗用ハッチがシャシー側にディテーリングされていますが、対する香港版は搭乗用ハッチがボディ側と一体となっています。

 実車の搭乗ハッチはボディと同色なので、香港版のほうが実車の印象に近い感じでしょうか。

 このモデルは1994年、ホットウィール25周年記念に復刻されたもので、形状はアメリカ版を踏襲しています。

 実車よりも1964年に最初に描かれたハリー・ブラッドレイのデザイン画により近い形状で、実車にはあるマスタングのパーツを改造して製作されたボディサイドの排気口などはありません。

 ボディ、シャシー共にダイキャスト製の重量感ある仕上がりで、復刻版ではあるものの原初のホットウィールの勢いを感じさせる造形がグッド。

 程よくレトロな感じがいいんですよね~♪

 ペイントは粒子感の強いメタリックレッドで、ヤシの木と波を模したフレイムスとサーファーのサイケなグラフィックがタンポ印刷されており、まさにカリフォルニアカスタム!!!

 ウインドシールドは透明度の高いクリアーパーツで成型されており、ホワイトのプラパーツで再現されたインテリアがよく確認できます。

 ホイールは「SB(ソー・ブレード)ホイール」を履いています。

DEORA (10)

 

 車体裏には

         DEORA

       ©MATTEL INC 1967   Hot Wheels
                    VINTAGE       
        MALAYSIA

 と刻印されています。

 

 マレーシア製ですね。


   
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 ホットウィールのコンセプトである「カリフォルニアカスタム」の証であるサーフボードは脱着可能。

 ホワイトのプラパーツで成型されています。

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ボード先端は簡単に外れないようにギザギザがついています。

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 裏側にもギザギザがついています。

 先端には「2」の刻印が。

 もう一個のサーフボードには「3」の刻印がありました。

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 サーフボードを外した状態。

 実車はサーフボードを搭載しているわけでは無いので、この状態で展示するのもアリかもしれませんが、ちょっと寂しいですね。

 ちなみに1999年にはデオラをモチーフとした「デオラⅡ」がホットウィールオリジナルカーとして発売され、後に実車も製作されているのですが、そちらはデフォルトでサーフボードを装着しています。

おわりに

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 というわけで113台目のコレクション、デオラでした。

 復刻品ではありますが、ホットウィール最初の16台のうちの一台をついにゲットです。

 サーフボードの脱着ギミックも楽しいし、ホットウィールのコンセプトが凝縮されてますよね。

 そのうちデオラ2と並べてみたいものです。

 それにしても左耳が聞こえるようになって本当に良かった♪

 耳詰まっている間は耳鳴りと頭痛で辛かったんですよね。

 もっとも、私にはどんな薬よりもホットウィールが最高に効きそうです(笑)

 【コレクション台数 113台】

 【コレクション使用額 37060円】

本業はプラモデル制作の専門家「プロモデラー」です♪

 私の本業はプロモデラー、あまり馴染みの無い職業だとは思いますが、プラモデルを作る専門家です。

 3歳からプラモデルを作っている経験を活かし、誰でもお手軽にプラモ製作を楽しめるものから「いや、これ無理でしょ」みたいなマニアックなものまで。

 プラモデルを思い切り楽しむための本「ガンプラ凄技テクニック」シリーズを多数執筆しております。

 このブログを読んでいる、ミニカーコレクションの沼にハマったアナタならついでにプラモ沼にズッポリ頭までハマってもきっと……いや、必ず楽しみまくれるはずです!

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