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【Hot Wheels(ホットウィール)】スプリッティンイメージ 2008-096/172 HOT WHEELS®STARS

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【Hot Wheels SPLITTIN’IMAGE 2008-096/172 HOT WHEELS®STARS】

 マテル製 税抜き定価300円

目次

実車?解説!

 スプリッティンイメージはホットウィールオリジナルデザインのコンセプトカー。

 「分裂した意識」というなんともサイコロジカルなネーミングです。

 「スプリッティン」の名の通りにボディが左右で分割されており、コクピットも2つ。

 左右どちらのドライバーが運転するのか非常に気になります。

 フロントには巨大なV8エンジンが搭載され、分割されたボディの間にエキゾーストパイプが伸びており、まるで脳から伸びる脊髄のよう。

 デザインはイラ・ギルフォード氏が担当しています。

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購入日記!

 1日の仕事が終わり、ほっと一息。

 今日は奥さんが息子と娘を連れて実家に帰っているので、思う存分作業できました。

 夕食を食べたら休憩タイム。

 なんとなく「Hot Wheels Wiki」を眺めていると……

 65マスタングコンバーチブルのページでふと見覚えあるモデルが目に止まりました。

 以前100%のフェートンを買ったときに万代書店で売られていたモデルなんですが、よくよく思い出すとクラシックスではなく、2006年に販売された「GATEWAY HOTWHEELERS」だったんです。

 なんだか急に欲しくなり、家にひとりきりだし、今日の仕事もおわったから行っちゃえ!!! と夜のホットウィール狩りを決行。

 あっという間に万代書店川越店に到着し、ホットウィールコーナーにたどり着きましたが……

 当然ながら売り切れ。

 そりゃあわかる人が見れば買いますよね。

 ちょっとがっくりしつつも、せっかく来たので他のホットウィールを探ります。

 ポンティアック・ボンネビルや’63サンダーバード、トゥーンドエンツォ・フェラーリなど魅力的なモデル満載でしたが、ブラン、とつられていたスプリッティンイメージが目に入った途端他のモデルは脳から吹っ飛びました。

 420円で購入し、暗い夜道なので普段以上に車に気をつけながら帰宅したわけです。

6面図!

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商品解説!

 全長75㎜

 全幅30㎜

 全高19㎜

 実車が存在しないので正確なスケールはわかりませんが、ホットウィールなのでホットウィール標準スケールの1/64としておきます。

 ホットウィール好きならご存知の通り、スプリッティンイメージはホットウィール歴史の中でも重要なモデル。

 1968年にカスタムカーばかりのラインナップで始まったホットウィールですが、1969年にさらなるミラクルをやってのけます。

 なんと実車の存在しない、オリジナルデザインのコンセプトカーをラインナップに加えたのです!!!

 それまでミニカーといえば本物の車を縮小した玩具というのが当然で、映画やコミックに登場する車の玩具化はあっても、玩具のためにオリジナルの車をデザインするというのは非常に新しい試みでした。

 「ホットウィール初めてのオリジナルデザインのコンセプトカー」というとツインミルばかりにスポットライトが当たりますが、このスプリッティンイメージもツインミルと同じ1969年に発売されたホットウィールオリジナルカー始祖の一台なんです。

 1969年に販売されたオリジナルのスプリッティンイメージはアメリカの工場だけで生産され、販売も1969年のみと短い期間に限られています。

 このモデルは1993年にホットウィール25周年に復刻された金型で、2008年に「HOT WHEELS®STARS」にラインナップされたもの。

 ダイキャスト製のボディは黄色みの強いメタリックグリーンでペイント。

 エド・ロスのショーロッド風のピンストライプが全身にタンポ印刷されており、1969年当時の人が考えた未来的なデザインのボディにベストマッチ!!!

 このピンストライプが入ってなかったら買わなかったかもしれません。

 コクピットのキャノピーはスモークのかかったクリアー成型のプラスチック製。

 インテリアはブラックのプラで成型されていますが、どちらのコクピットにもステアリングらしきものが見当たらないのでどうやって運転するのかは非常に謎です。

 シャシーは輝きの強いクロームメッキされたプラパーツで、金型の痛みやバリも無い鏡面しあげでショーロッドにはピッタリの仕上がり。

 ホイールは「5SP(ファイブ・スポーク・)ホイール」を履いています。

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  車体裏には

        MALAYSIA
       A47 Hot Wheels
        VINTAGE
      ©MATTEL,INC,1968

                        SPLTTIN’ IMAGE

 と刻印されています。

 マレーシア製ですね。

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 左右に分割されたボディにばかり目が行きがちですが、エンジンがすごくいい。

 プラパーツに輝くクロームメッキをかけた仕上げで、ディテールがとにかく精密でシャープなんです。

 V8エンジンのエキゾーストパイプがボディ中央を通って後ろに伸びる姿は脳から伸びる脊髄のよう。

 「SPLITTIN’IMAGE」の名称はボディ以上にこの分割ラインであるエンジンにもかけられているのかもしれませんね。

おわりに

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 というわけで119台目のコレクション、スプリッティンイメージでした。

 オリジナルデザインホットウィールの元祖ですから、前から気になっていたんですよね。

 ストレートに格好いいツインミルは大人気で、しょっちゅうニューモデルが販売されますがスプリッティンイメージっていまいちツインミルの影に隠れがちで可哀想かも。

 ツインミルは最近バットマンアソートにラインナップされていたモデルをよっぽど買おうかと思ったんですけど、やっぱりレッドかグリーンのモデルがいいなあ、と贅沢にもスルーしました。

 万代書店をこまめにチェックしておけば、いつか100%の重塗装版ツインミルとかゲットできるかも!?

 リサイクルショップってホットウィール好きにはたまりませんね。

 【コレクション台数 119台】

 【コレクション使用額 39231円】

本業はプラモデル制作の専門家「プロモデラー」です♪

 私の本業はプロモデラー、あまり馴染みの無い職業だとは思いますが、プラモデルを作る専門家です。

 3歳からプラモデルを作っている経験を活かし、誰でもお手軽にプラモ製作を楽しめるものから「いや、これ無理でしょ」みたいなマニアックなものまで。

 プラモデルを思い切り楽しむための本「ガンプラ凄技テクニック」シリーズを多数執筆しております。

 このブログを読んでいる、ミニカーコレクションの沼にハマったアナタならついでにプラモ沼にズッポリ頭までハマってもきっと……いや、必ず楽しみまくれるはずです!

 こちらのブログでプラモデルの制作テクニックを解説しておりますので、ぜひ林哲平ワールドを堪能してみてくださいね♪

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