【Hot Wheels CHRYSLER® 300C™ 2016-194/250 HW ART CARS™ 4/10】
マテル製 税抜き定価300円
実車解説!
クライスラー300はアメリカの自動車メーカー、クライスラーが2004年から販売している高級セダン。
この初代モデルは2011年にフルモデルチェンジされるまで7年間にわたり生産されました。
1955年から1965年まで販売された「クライスラー300 レターシリーズ」を現代に蘇らせるものとして設計され、販売当初は他の自動車メーカーの高級セダンとくらべ安い価格帯で好調なセールスを記録しています。
デザインはレターシリーズで最もインパクトのあるスタイルをしていた1957年型300Cにあやかったもので、特徴的なフロントグリルやヘッドライト周りを現代的にアレンジしつつも継承しています。
2000年台のアメリカ車はレトロ調でかつて人気のあった昔の車のデザインを取り入れることが流行しており、300のデザインもそのスタイルが大きく取り入れられたのです。
クライスラー300はオプションや装備により様々なグレードがありますが、「C」は最高級グレードであり、クライスラー伝統のV8気筒HEMIエンジンが搭載されました。
ホットウィール化にあたってのデザインはフィル・リールマン氏が担当しています。
購入日記!
先週息子と池袋に行ったとき、息子をだっこしすぎたのが響いたようです。
ヨガや腰痛体操で痛みはだいぶ引いたんですが、「これは運動不足で腰の周りが凝り固まってるな」と感じたのでちょっくら長めのウォーキングをして運動不足を解消しよう、と思いたち。
笑顔の奥さんに送り出され、いざ川越駅前までウォーキング開始です。
腰痛解消ウォーキングは背筋をシャンとして手を大きく振りかぶって大股で歩くのがコツ。
途中で雨が降ってきましたが、姿勢を優先して気にせずウォーキング。
せっかくなので歩いたことの無い道を行こう、とこの方向が大体川越だろう、と進んでいると、行ったことの無いヤオコーを発見!!!
なんと私が川越で唯一行っていない、ヤオコー川越新宿店だったんです。
ホットウィールは売っているかな? と探してみると……
玩具コーナーにアートカーズのクライスラー300Cが置かれていました!!!
これ凄く欲しかったんですが、ベーシックカーの発売日あたりは忙しくて買いに行けなかったんですよね。
迷わず324円にて購入です。
ちなみに、ヤオコーにはホットウィールを売っている店舗と売ってない店舗があります。
売っているのは「玩具」というコーナーがある店舗。
大抵は文房具コーナーに隣接しており、ホットウィールと一緒にトミカとディズニートミカが売っているのですぐにわかると思います。
どの店舗でも販売価格は定価の300円。
ちなみにホットウィールを売っている店舗ではマジョレットミニカーを取り扱っておらず、マジョレットミニカーを売っている店舗にはそもそも玩具コーナーがありません。
ホットウィールか、マジョレットミニカーか。
ヤオコーではこの2種類はトレードオフの関係みたいですね。
商品解説!
全幅30㎜
全高26.8㎜
ディフォルメモデルなので、はたして正確なスケールを計測することに意味があるのかちょっと自分でもわかりませんが、実車の全長が5000㎜なので、計測すると1/86スケールとなります。
クライスラー300Cは2005年のファーストエディションとして販売が始まったモデル。
実車を箱状に縮め、大口径ホイールを履かせた「Blings」というディフォルメスタイルで造形されています。
「Blings」とは英語のスラングで「キラキラ光る宝石をジャラジャラつけている様子」を意味し、派手なラッパーが高級外車や宝石を身につけた様子を「Blings」」と歌ったのが発祥のようです。
つまり、「派手派手でインパクトあるだろ!!! ヒャッハー!!!」という実にホットウィールらしいスタイルなんです。
ホットウィールでは2003年頃から2007年くらいにかけて、実車の形状を大きくディフォルメしたモデルを精力的に製作していた時代がありました。
「Blings」以外にも漫画風に丸っこくなった「Tooned(トゥーンド)」や後輪を極端に大きくした「Fatbax(ファットバックス)」、車体後端に行くにつれて尻すぼみのようにボディがなだらかな坂道のように沈んでいく「Crooze(クルーズ)」など、様々な種類があります。
このモデルは2016年にセグメント「ART CARS(アートカーズ)」にラインナップされたもの。
ダイキャスト製のボディはブラックにペイントされ、現代アートのようにブルー、パープル、イエロー、グリーンの絵の具を筆で飛び散らせたかのようなグラフィックが秀逸。
ルーフにはイエローので「R」の文字がペイントされており、画家のサイン風なのがよりアートな雰囲気を醸しだしてくれます。
ウインドシールドとフロントグリル、ヘットドライトはクリアーイエローのプラスチックで一体成型。
ヘッドライトがクリアーパーツなのはミニカーとして嬉しいところですね。
ホイールは大口径の「5SP(ファイブ・スポーク・ホイール)」を履いているんですが、クロームメッキされた上からクリアーレッド、イエロー、グリーンでランダムにペイントされており、これがまたサイケデリックな色調でボディをより引き立ててくれるんです。
ホイールにこういうペイントをしているホットウィールって初めて見ました。
車体裏には
Hot Wheels
©2015 Mattel
mede in Malaysia
1186 MJ,1,NL
CHRYSLER
300C J14
© CHRYSLER Group LLC 2015
と刻印されています。
このモデルの金型が製作されたのは2004年ですが、シャシーに2015と刻印されているということはどこかしら金型を改修しているようです。
ただ、昔のモデルの写真と見比べてもどこが違うのかまったくわからないので、初期モデルが手に入ったら見比べてみようと思います。
マレーシア製ですね。
終わりに
というわけで130台目のコレクション、クライスラー300C(Brings)でした。
2000年台中盤に怒涛のように販売されたディフォルメホットウィールは前々から気にはなっていたんですが、130台目にして初めてお迎えすることができました。
元々ホットウィールは実車の形をかなりアレンジした造形ですが、それをもっと突き詰めてぶっ飛んだ形状にまとめ上げるのはさすがホットウィールです。
でも…… 「Blings」「Fatbax」「Tooned」「Crooze」についてのディフォルメ基準は見ただけでわかるんですが、「Hardzone」はどういう基準なのか全然わからないんですよね。
もし知っている人がいたらぜひ教えてください!!!
【コレクション台数 130台】
【コレクション使用額 42278円】
本業はプラモデル制作の専門家「プロモデラー」です♪
私の本業はプロモデラー、あまり馴染みの無い職業だとは思いますが、プラモデルを作る専門家です。
3歳からプラモデルを作っている経験を活かし、誰でもお手軽にプラモ製作を楽しめるものから「いや、これ無理でしょ」みたいなマニアックなものまで。
プラモデルを思い切り楽しむための本「ガンプラ凄技テクニック」シリーズを多数執筆しております。
このブログを読んでいる、ミニカーコレクションの沼にハマったアナタならついでにプラモ沼にズッポリ頭までハマってもきっと……いや、必ず楽しみまくれるはずです!
こちらのブログでプラモデルの制作テクニックを解説しておりますので、ぜひ林哲平ワールドを堪能してみてくださいね♪
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