【Hot Wheels ´64 LINCOLN CONTINENTAL 2017‐365 HW ART CARS™ 2/10】
マテル製 税抜き定価324円
実車解説!
リンカーン・コンチネンタルはアメリカの自動車メーカー、フォードモーターズが販売していた高級セダン。
1939年の誕生から生産の終了する1988年まで、フォード社の最高級車として君臨し、大統領専用車やローマ法王の送迎車など、ゼネラル・モーターズのキャデラックと並ぶVIP御用達の自動車でした。
1930年台後半、フォードはゼネラル・モーターズに押されに押され、大衆車以外の高級車を商品ラインナップとして必要としていたのですすが、高級車の販売に否定的だったヘンリー・フォードの反対で開発すら行うことができませんでした。
そこで先見の明あった息子である二代目フォード社長のエドセルは父親の目をかいくぐるためデザインに優れたリンカーン・コンチネンタルのプロトタイプを私用車として製作し、高級住宅街で乗り回してアメリカの富裕層に見せつけたのです。
それを見たアメリカのVIPたちから問い合わせが殺到し、その声に押されて渋々ヘンリー・フォードが量産化を認めたというエピソードは非常に有名で、偉大な父親を持つ息子の苦労というのは洋の東西を問わないようです。
ホットウィールが立体化したのは1961~69年まで生産された4代目リンカーン・コンチネンタル。
3代目がわずか3年という短命に終わったことを反省し、「真に優れたものは変わらない」をコンセプトにデザインされ、流行に左右されない美しさを打ち出して大成功を収めました。
有名な個体も多く、ジョン・F・ケネディ大統領がダラスで暗殺されたときに乗っていたオープンリムジンはこの4代目リンカーン・コンチネンタルを改造した車輌でした。
1964年型リンカーン・コンチネンタルはフロントグリルが縦5本になっているのが最大の特徴です。
購入日記!
息子とトイザらスに遊びに行ってきました!!!
仕事が忙しかったり、腰を痛めていたりでトイザらスに行くのは久しぶり。
前に行ったのは9月24日にカーカルチャーシリーズのグランツーリスモ仕様ヴェネーノを買ったときだからおおよそ二ヶ月半ぶりです。
息子は行きたくてしかたがなかったみたいで、ここ一週間くらいは寝る前に必ず
「あしたは、といざらすのほっとうぃーるやさんにいこうか」
と猛アピールしてたので自転車に乗るときから大はしゃぎ。
トイザらスに到着してみると…… 人人人の人だらけ。
いつもの10倍くらい人がいて驚きましたが、冷静に考えればクリスマスシーズンなので当たり前ですね。
息子は実演コーナーに置いてあったタカラトミーのプレイウォッチに夢中になり、1時間くらい集中して遊んでました。
すごく小さいサイズなのに液晶はカラーで時計といくつかのゲーム、おまけに写真機能までついているスグレモノで、今のおもちゃの進化っぷりには驚きますね。
プレイウォッチで遊びすぎて疲れてきたみたいだったので他のコーナーで遊ばせ、帰る前に一緒にホットウィールを選ぼうか、と売り場にやってくると、いつもとなんだか様子が違います。
そう!!! いつも謎車しか並んでないベーシックモデル売り場に人気の実車系モデルがズラリと勢揃いしてるんです!!!
これは一体どういうことなのか? 発売日から一週間以上過ぎているのに実車実車のフィーバー状態。
ホットウィールのベーシックモデル売り場でこんなにたくさん実車系モデルが売られているのを見るのは初めて。
発売日でもこんなにたくさん並んでいるのは見たことありません。
よりどりみどり過ぎて選ぶのが大変でしたが、最終的にHW ART CARSのリンカーンコンチネンタルを216円で購入。
もし一度に一台というルールが無ければ10台以上買ってたかもしれません。
息子が選んだのはポッパウィリー。
リライアントリーガルというフランス製三輪自動車の胴体をシャシーの後ろにウィリー状態で取り付け、常にウィリーしながらバックで走るという狂気のホットロッドです。
個人的にこのポッパウィリーをうまく改造して元のリライアントリーガルにしてみたいな~ という野望があったりします。
ボディがダイキャスト製ならばもっと人気が出るかもしれませんね。
商品解説!
全幅31㎜
全高19㎜
実車の全長が5494㎜なので、計測すると正確なスケールは1/67スケールとなります。
’64リンカーン・コンチネンタルは2007年金型が製作され、ベーシックカーのニューモデルとして販売が始まりました。
ホットウィール化にあたってのデザインは現在ホットウィールのチーフデザイナーを務める日系人のジュン・イマイ氏。
フォードの最高級車を低所得車の多い有色人種が得意とするカスタマイズである「ローライダー」でまとめているというあたりがシャレが効いていてホットウィールらしいところですね。
ちなみにホットウィールには2000年に金型が作られたまったく同じ名前の’64リンカーン・コンチネンタルというモデルが存在しますが、こちらはオープンカーのコンバーチブル仕様。
手に入ったら並べてシャシーなんかの共通点を探してみるのも楽しいかもしれません。
このモデルは2017年のベーシックカーとして、セグメント「HW ART CARS」にラインナップされたもの。
平面積の多い4代目リンカーン・コンチネンタルはキャンバスとして優れているので、アートカーズには最適のアイテムの1つと言えるでしょう。
ダイキャスト製のボディは粒子感の強いメタリックブラウンでペイントされ、アートカーズらしいゴールドの幾何学的な紋様が全身にビッシリとタンポ印刷で刻み込まれています。
アートカーズは全て集めると屋根に印刷されている文字が文章になるというお楽しみがあるのですが、リンカーン・コンチネンタルは「W」。
今年のアートカーズはどんな文章になるんでしょうね~♪
インテリアは高級車らしいちょっと赤みがかったライトブラウンのプラスチックで成型。
シートのディテールもしっかりしており、座ればふかふかなゆったりとした車内がよく再現されています。
クリアーパーツの透明度は高く、サイドの窓ガラスは空いた状態なので内部もしっかり確認することができます。
ホイールはリムがゴールドメッキされた「10SP(10・スポーク)ホイール」を装着。
ボディの文様と統一されたカラーとなっており、高級車らしいまとまりを演出しています。
made in Hot Wheels
Malaysia
©2007Mattel
1186 MJ,I,NL
’64 J31
Continental
と刻印されています。
マレーシア製ですね。
おわりに
というわけで162台目のコレクション、’64リンカーン コンチネンタルでした。
最近はマジョレットミニカーやチョロQ、海外謎メーカーなどに目が行ってましたが、一ヶ月ぶりに新しいホットウィールを買ってみるとめちゃめちゃ魅力的に見えますね♪
トイザらスに実写系モデルが満載だったのも最近ホットウィールを買ってなかった私を見咎めたホットウィール神が
「哲平よ。ホットウィールを買って功徳を積むのじゃ!!!」
と導いてくれたのかもしれません。
これから年末年始また忙しくなるのですが、ホットウィール巡りの旅に行きたくてたまらなくなってきました。
今月中にまた息子とミニカーを買いに行こうっと♪
【コレクション台数 162台】
【コレクション使用額 54040円】
コメント