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【Hot Wheels(ホットウィール)】’72 フォード ランチェロ 2016 HOT WHEELS CAR CULTURE TRUCKS 2/5

'72 FORD RANCHERO (1)

 【Hot Wheels ’72 FORD RANCHERO 2016 HOT WHEELS CAR CULTURE TRUCKS 2/5】

 マテル製 税抜き定価600円

目次

実車解説!

  ランチェロはアメリカの自動車メーカー、フォードモーターズが1957~79年まで販売していたセダンベースのピックアップトラック。

 「ランチェロ」とはアメリカ英語で「牧場主」を意味します。

 第2次大戦後に好景気に湧くアメリカはベビーブームにより人口が一気に増加。

 郊外まで住宅地が広がり、遊び盛りの子供をつれた家族がレジャーを楽しむために出かけるには荷物を搭載量が少ないセダンタイプの乗用車では役不足になることもしばしばでした。

 かといって新築の家の前に泥臭いピックアップトラックを置くのはちょっと恥ずかしい…… とそんな悩みを持つアメリカの新興中間層をターゲットにしたのが「クーペ・ユーティリティー」と呼ばれるセダンタイプのピックアップトラックです。

 通常のセダンの後ろ側を荷台にしたもので、横から見た姿は通常のセダンとはほとんど変わらず、しかし荷物をある程度搭載できてかつオシャレ、というピックアップトラックとセダンのいいとこ取りを狙って自動車として販売がスタートしました。

 良く言えばいいとこ取り、悪く言えば中途半端なランチェロですが、爆発的なセールスは無くともほそぼそと販売は続き、1979年に22年間の歴史に幕を閉じました。
 
 ランチェロは大きく分けると1957~59年に生産されたフォードフルサイズセダンをベースにした大型車、1960~66年のファルコンなどをベースにした小型車、1967~79年まで生産されたフェアレーンなどをベースにした中型車と3つに分かれます。

 1972年型ランチェロは6代目にあたり、人気の高い「グラン・トリノ」と呼ばれる1972年型トリノと同じ枡形のフロントグリルをが特徴。

 デザインの優秀製と現存数の少なさによる希少価値から歴代ランチェロの中でも特別人気の高いモデルとなっています。

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購入日記!




 うちから一番近い西友上福岡店に、ホットウィール界で今話題の「オモチャ屋さんの倉庫」がテナントとして入ってるんです。

 なにが凄いかってリアルライダー履きのサイドラインが299円で売られてるんですよ。

 カスタムホットウィールには欠かせないリアルライダーですが、履いてるサイドラインシリーズは高価で戦車のアンテナ一本に1000円出す私から見てもなかなか手が出ません。

 なによりホイールとるために豪華版ホットウィールを潰す、というのもコレクション数がそれほど多くないので精神衛生上できなかったんですが……

 「オモチャ屋さんの倉庫」でリアルライダーが安価に大量供給されるようになったおかげで、心置きなく使えるようになってきました。

 で、このランチェロなんですが、以前ファングブラスター用にファングスターを購入したとき、いつか改造でリアルライダー使ってみたいから一台とりあえずストックしておこう、と今は亡きトイザらス川越店にて641円にて購入しておいたものなんです。

 ポップカルチャーのキャラ絵入りホイール取り用モデルを大量に購入したんで、ストレートにカッコイイランチェロは潰さなくていいよね♪ と部品取り要員からコレクションへと昇格することにしちゃいました!!!

商品解説!

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 全長77.5㎜(ホイールベース44㎜)

 全幅28㎜

 全高19.5㎜

 実車のホイールベースが2997㎜なので、計測すると正確な縮尺は1/68スケールとなります。

 ’72フォードランチェロは2010年にウォルマート流通限定の「HOLIDAY HOTRODS」にてデビューしたモデル。

 希少価値の高い72年型ランチェロを弱冠車高を落としたストリートなスタイルで立体化しています。

 ちなみにファルコンベースの1965年型ランチェロのホットウィールも販売されています。

 このモデルは2016年にサイドライン「CAR CULTURE TRUCKS」にラインナップされたもの。

 パッケージアートがリアをアオリで見た姿と攻めた構図になっており、このあたりガンプラの名作、MSVの黒い三連星仕様の高機動型ザクを思わず想像してしまいます(笑)

 豪華版サイドラインらしくボディ&シャシーはダイキャスト製、かつリアルライダー履きという非常に質感の高いモデルとなっています。

 「TRUCKS」のラインナップはフォードF250、’72ランチェロ、シボレー・シルバラード、スバルブラット、ダットサン620の5種類。

 出来栄えはサイドライン専用金型であるF250がダントツでいいんですけど、このランチェロも造形的にはまったく引けを取らず、塗装の質感の良さや履いてるホイールの装着感を鑑みると個人的にはイチオシです。

 ダイキャスト製ボディは’72ランチェロの「顔はグラン・トリノなのに、しっかりピックアップトラックしてる」形状をしっかり捉えており、ディテールも彫りが深くてシャープな好印象。

 クリアー層厚めで深い光沢のあるダークメタリックレッドでむら無く均一にペイントされており、実車にも多く見られるシルバーのピンストライプと相まってランチェロの目指した「オシャレに気を使ったピックアップトラック」という車の性格にはピッタリなフィニッシュです。

 シャシーは豪華版サイドラインらしくずっしりとしたダイキャスト地を活かしたZAMAC仕上げ。

 ’72ランチェロ最大のアピールポイントであるグラン・トリノ譲りの枡形フロントグリルはシャシー側にライトと一緒にディテーリングされており、グリルの網目なども精密に再現されています。

 ホイールはタイヤがゴム製のリアルライダーで、リムが深く立体感のある「RR5SP(リアル・ライダー・5・スポーク)ホイール」を装着。

 リアルライダーもかなりの種類がありますが、私はこのタイプのホイールが一番派手でアメ車っぽいので大好きです。
 
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 ’68エルカミーノ™ 2001-082 Star spangled series 4/4との比較

 エル・カミーノはランチェロから2年遅れてゼネラル・モーターズがシボレーブランドで発売し、共に同時代のアメリカを生き抜いた車です。

 エルカミーノと比べると1972年型ランチェロは現存数が少ないのですが、これはベース車となったトリノの欠陥が理由。

 トリノは防錆製に難があり腐食しやすいので中古車市場で大幅に値崩れし、乗り換えと同時に廃車にされることが多かったんです。

 当然その欠点を’72ランチェロもしっかりと引き継いているわけで……

 しかし現在ではそれゆえに希少価値が上がり、歴代ランチェロの中でも最も高値で取引されるようになっています。

 

おわりに

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 というわけで184台目のコレクション、’72フォードランチェロでした。

 この顔つきを見ていると’72グラン・トリノ スポーツ と並べたくなってきますね~

 2016年ベーシックカーでセグメント「マッスルマニア」 にラインナップされてたモデルが欲しかったんですけど、手に入らなかったんですよね……

 トリノって日本人からするとあまり馴染みの無い車ですが、ホットウィールだと年式の違いやストックカーバージョンなど、なんと7種類も商品があるのでアメリカ人からすると身近な車なんでしょうね。

 いつかグラン・トリノをゲットする日まで、大事にとっておきたいと思います。

 【コレクション台数 184台】 

 【コレクション使用額 62760円】 

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