【TOMICA APITA PIAGO ORIGINAL <WORLD NATION FLAGS TOMICA> TOYOTA2000GT VIETNAM NATION FLAG TYPE】
タカラトミー製 販売元ユニー 税抜き定価600円
実車解説
数ある日本車の中でも最も希少価値が高く世界のカーコレクターが喉から手が出るほど欲しいマシン…… トヨタ2000GTは道具としての性能を突き詰めて成功した日本車の中でも特異点と言える存在です。
アメリカのオークションでは67年型イエローの2000GTが日本車最高額となる1億2千万円で落札され、レプリカが1700万円近い値段で売り出されるなど生産終了から50年以上経過しても人気は衰えるばかりかますます上がってゆくばかり。
トヨタ2000GTのどこがここまで人々を惹きつけるのでしょうか?
トヨタ2000GT前夜…… 1960年台に入り、モータリゼーションが進んできた日本では各メーカーが実用性重視だけではない、クルマを楽しむためのスポーツモデルの販売をはじめました。
ライバル日産はフェアレディ、新興メーカーホンダはSシリーズを送り出します。
こういったスポーツカーは販売面での主力にはなりませんが、スポーティーなイメージと技術力のアピールにより、走る広告塔として非常に重要な存在だったのです。
トヨタは市販車のパプリカをベースにした「トヨタスポーツ800」を送り出しますが、小型車でインパクトが少なく、日本一の自動車メーカーであるトヨタのフラッグシップモデルとしては力不足でした。
そんな中、1964年に開催された第二回日本グランプリでの敗北をきっかけに、「トヨタに相応しい本格的なスポーツカーを」と2000GTの開発が始まります。
開発はトヨタが当時エンジン技術に定評があったヤマハ発動機に協力を持ちかける形で共同開発され、スポーツカーとしては異例のわずか10ヶ月という短期間で完成。
1965年の東京モーターショーには白いボディの試作車が展示され、ヨーロッパのスポーツカーのような流れるようなボディラインに当時最新の技術であったリトラクブルヘッドライト装備した姿は大きく話題を呼びます。
販売前のプロモーションとして映画「007は二度死ぬ」にも登場し、「日本車がついにボンドカーになった!!!」と世界中の人を驚かせました。
製造はヤマハ発動機が受けおい、1967年から生産が始まります。
複雑な構造ゆえほぼ手作業による組み立てで、工業製品というよりも伝統工芸品のような生産方式であったため生産台数は伸びず、生産終了の1970年までの3年間で総生産数はわずか337台。
価格は238万円で、同時代のクラウンの2倍、カローラなら6台も買える高価格設定で、車の価値などを考えて現代の価格に換算すると3000万円もの金額となります。
ただし、これでも一台売るたびに赤字がでる価格設定だったらしく、トヨタは2000GTの経費は広告費と見なしていました。
性能も当時の日本車としては破格のもので、各地のレースや長距離速度記録車としても活躍し、トヨタの技術力を日本どころか世界に見せつけたのです。
トヨタ2000GTの最大の功績は日本車の評価を「便利なだけど、ダサい道具」から「かっこいい車」へと評価が変わってゆく先鞭をつけた存在となったことです。
時は過ぎ、1970年台後半のスーパーカーブームにおいても、2000GTだけは日本車ながらにスーパーカーと認められていました。
そして50年立つ今もそのスタイルは人々を惹きつけます。
時代を超えても変わることのない、普遍的なカッコ良さが見ただけで伝わってくる。
トヨタ2000GTはそんなクルマなんです。
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購入日記
土日は奥さんが二人の子供を実家で面倒を見てくれました。
ここ最近は猛烈に仕事が忙しく、この配慮は本当にありがたいです。
帰ってきた奥さんをねぎらうとうれしいお土産が。
なんと義理の母がまたアピタ限定の国旗トミカを買ってくれていたんです!!!
義母には以前イタリア国旗バージョンのトヨタ2000GTを頂きましたし、近所のスーパーでマジョレットミニカーなんかも買ってくれるので本当にありがたいんです。
お義母さん、本当にありがとうございますm(__)m
商品解説
全長72㎜
全幅29㎜
全高20㎜
実車の全長が4175㎜なので、計測すると正確な縮尺は1/59スケールとなります。
いつでもどこでも安定して買えるのが魅力のトミカですが、各企業が販売促進のために特注した流通限定のスペシャルモデルも数多く存在します。
<世界の国旗トミカ>は名古屋に本社があり、ショッピングセンターなどを展開している流通企業ユニ・ホールディングスの店舗ブランド「アピタ・ピアゴ」限定販売のトミカ。
トミカリミテッドで2002年に登場したリニューアル版のトヨタ2000GTをベースに、様々な国の国旗をあしらったペイントのトミカが数多くリリースされてきました。
当初は単純に国旗の図案をペイントしただけ、といったモデルが多かったのですが、シリーズを追うごとにデザインが洗練化。
今は本物のレーシングカーさながらの凝ったデザインとなっており、店舗では入荷した瞬間に消えることもしばしば。
以前はかなり前のモデルが売り場に残っていることもあったのですが、今は発売日かその次の日くらいまでに行かないとまず買えません。
もっともネット通販なら確実に買えるので、どうしても欲しい人はユニーの通販サイトで予約しておきましょう。
毎月新車が発売されるわけではありませんが、おおむね月4週目の土曜日が発売日となっています。
このモデルは国旗シリーズの25番目として販売されたベトナム国旗タイプ。
共産主義政権であるベトナムらしい、真紅の国旗をイメージし、ボディは鮮やかなレッドでペイントされています。
ボンネットはカーボンパーツをイメージしたマットブラックとなっており、昨今の国旗トミカらしい、国旗というモチーフを超えてレーシングカーとして本当に「ありそうな」スタイルに。
ボディサイドシリーズの24番目であることを示す「24」のゼッケンとはためく旗のようなチェッカリングが入る入るグラフィカルなデザイン。
インテリアはなんとボディに合わせてレッドのプラパーツでの成型。
ホットウィールならインテリアがレッドのモデルは沢山ありますが、トミカだとなかなか珍しい気がします。
とことん「赤」にこだわった配色なんですね~
TOMICA
©2002 TOMY
TOYOTA S=1/59
2000GT
MADE IN VIETNAM
と刻印されています。
ベトナム製ですね。
トミカは2009年から中国からベトナムへと生産拠点が移され、現行で販売されているトミカはほとんどがベトナム製です。
ある意味、ベトナム国旗バージョンのトヨタ2000GTこそ、今のトミカを象徴している存在なのかもしれませんね。
ギミックと見どころ
トミカ特有の板バネを使ったサスペンションギミック。
上から押すと車体がこのくらいまで沈み込みます。
トミカのドア開閉システムは保持用の板バネが内部に入っているので、パタン、と指定の位置に小気味よく開閉します。
元々レギュラーモデルよりも上位のリミテッド用だけあり、ステアリング内部もしっかり抜けています。
赤い成型色が「ヤンチャ」な感じがしていいですね~♪
並べてみた
〈世界の国旗トミカ〉 トヨタ2000GT イタリア国旗タイプ
<世界の国旗トミカ> トヨタ2000GT ロシア国旗タイプ
との並び。
3台並べてみると他の国旗トミカも欲しくなってきます。
25種類全部コンプリートして並べたら壮観でしょうね~♪
というわけで207台目のコレクション、<世界の国旗トミカ> トヨタ2000GT ベトナム国旗タイプでした♪
トミカの2000GTはバリエーションが多いモデルなので、3台国旗トミカを並べてみると、通常カラーのモデルも欲しくなってきます。
トヨタ2000GTは1970にトミカ最初の6台のうちの一つに選ばれた超人気車種。
リミテッド番ではない、旧番の2000GTもぜひとも一台欲しいところです。
新品は高そうなので、安くジャンク品なんかを入手できたらしっかりリペイントして仕上げたいですね♪
【コレクション台数 207台】
【コレクション使用額 72052円】
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